安さが特徴の新型「iPhone SE」ですが、64GBモデルが57,800円なのに対し、256GBモデルは76,800円と、その価格はストレージ容量によって大きく異なります。
今回、「64GBのストレージ容量は十分か」というアンケート調査を、テック系メディア「Android Authority」が実施。これに対し、様々な意見が寄せられています。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:Android Authority ,Appleinsider ,Counterpoint
「Android Authority」の調査には約3,000票の投票が集まりました。最も多かった意見は「自分には受け入れられない」で、約44%がこの選択肢を選んでいます。
また「(iPhone SE)にSDカードスロットがあれば十分」という意見を含めると、「64GBでは足りない」派は約65%に。iPhoneシリーズにはSDカードスロットは搭載されておらず、今回の新型「iPhone SE」にも搭載されませんでした
「Android Authority」は、64GBのストレージが足りなくなる理由として「4K/60fps、あるいは8Kでの動画撮影」「重量級ゲームのインストール」「動画のダウンロード(YouTube、Netflixなど)」が盛んであることを挙げています。
ただし、3分の1のユーザーが、64GBの固定ストレージで構わないと答えているのも興味深い点です。上記の3つを行わないライトユーザーであれば、64GBのストレージ容量でも十分に足りるということかもしれません。
同メディアには「最初は十分でも、OSのアップデートで足りなくなる」「Androidと比べると、iOSはより多くのストレージが必要になる」「100個近いアプリを入れても、64GBにはならなかった」などというコメントが寄せられています。
なお、アンケートに回答したユーザーが「Android Authority」の読者であり、一般的な意見とはやや異なる可能性がある点には注意が必要です。
とはいえ、64GBのストレージが現代のスマートフォンにしては少ない部類なのは事実です。調査会社「Counterpoint」の2021年の調査によれば、2020年に出荷されたスマートフォンの時点で、平均ストレージ容量は100GBを超えています。
さらに、iPhoneシリーズの平均ストレージ容量は、2020年第4四半期に140.9GBに達したとのこと。このことからも、64GBのストレージ容量が一般的に少ない部類に入ることは間違いないでしょう。
まず考慮するべきは「後からストレージ容量を増やすことはできない」という点です。iPhoneのストレージ容量が一杯になると「動画撮影が止まる」「一時ファイルを保存する場所がないために、デバイスの動作が遅くなる」といった致命的な問題も生じるため、余裕のあるストレージ容量の確保は最優先事項です。
対策方法としては「iCloudの活用」「こまめにPCなどへデータを移動する」などが挙げられますが、特に重量級ゲームを遊びたい方などは、余裕のあるストレージ容量を選ぶことをおすすめします。また、動画撮影や動画のダウンロードを行う方は、256GBのモデルを検討しても良いかも知れません。
特に「iPhone SEをメイン端末として長く使いたい」と考えている方は、64GBのモデルは選択肢から外したほうが良いでしょう。スマートフォンのストレージ容量の増加に比例して、アプリのデータ容量も増えつつあるため、今は足りても将来足りなくなる可能性は十分にあります。
オリジナルサイトで読む : AppBank
新型iPhone SEで「買ってはいけない」のは何GBモデル?後悔しないストレージ容量の選びかた