「男優とか女優とか、そろそろ…」。『ミステリという勿れ』で菅田将暉さん演じる久能整の言葉が金言だらけだった件

マンガのキャラクターを讃えるアワード・マガデミー賞2021が3月16日に発表され、『ミステリと言う勿れ』の主人公・久能整が主演男優賞を受賞した。

フジテレビで放送中の原作を元にした同名のドラマでは俳優の菅田将暉さんが主人公の久能役を演じていることでも話題の漫画だが、SNSでは久能が受賞に際して寄せたコメントに反響が広がっている。

「人は皆自分の人生の主演です」

同賞の受賞に際し、ドラマの公式Twitterは菅田さんではなく久能整のコメントを公開した。

冒頭では「こんにちは久能整というものです。今日はお伺いできなくてすみません。この度は思いがけなくマガデミー賞主演男優賞なるものをいただき、ただただ驚いています」と驚きを伝えた。

主人公・久能らしい言葉が飛び出したのは、ここからだった。

「ただ、主演と言われますが、たまたま僕の視点で描かれているからそう見えるだけで、ガロくんの視点で見ればガロくんが主演であり、ライカさんの視点で見ればライカさんが主演です。当たり前ですが人は皆自分の人生の主演であり、同時にもれなく誰かの助演です。世界で起きてることは一つでも、どこを切り取ってどこから見るかで大きく変わります。そしてそれぞれの見たものはきっと一致しません。厄介です。難しいです。だから気をつけなきゃいけないなと常々思っています。自分以外の人も、生きて感じて考えていることを忘れないようにしたいです」

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「できたら疲れる前に休んでください」

さらに、久能の“金言”は続く。

「それから、男優とか女優とか、そろそろ言われなくなるかもしれません。そんな中での第一回の主演男優賞、ありがとうございます。僕まだしゃべっていいですか、今回推薦してくださった皆さんに感謝をお伝えしたいです。皆さんに楽しい時間がいっぱいあるといい。疲れたらなんとか休んでください。できたら疲れる前に休んでください」

休むことの大切さを伝え、最後は改めて感謝の気持ちを綴っていた。

SNSでは「菅田将暉さんの声で脳内再生されました」「めっちゃ整くんらしくて好き」「大事な視点」「心に留めます」など様々なコメントが寄せられた。

ドラマでも度々、久能整のセリフは視聴者の心を掴んできた。1月17日に放送された第2話では「どうしていじめられてる方が逃げなきゃならないんでしょう?」と切り出し、その後に語った内容が反響を呼んでいた。

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