シャラポワさん、母国ロシアのウクライナ侵攻に初言及。子ども達の危機に「深い悲しみ」支援を訴える

ロシア出身の元テニス選手、マリア・シャラポワさんがロシア軍のウクライナ侵攻について、初めてインスタグラムで言及した。ウクライナで危機的な状態にある子ども達について「ますます心を痛め、深い悲しみを感じています」として国際NGO団体に寄付したことを明らかにした。

シャラポワさんがウクライナ侵攻について触れるのはこれが初めて。母国に配慮したのか、これまで沈黙を続けていた。SNS上では「戦争は許せない、祖国への制裁を一言書いてくれ」などとアクションを求める声が出ていた

■ウクライナの子ども達の映像などに「ますます心を痛め、深い悲しみを感じています」

シャラポワさんは日本時間3月10日、公式インスタグラムにルーマニアに避難したウクライナの子どもとみられる写真をアップした上で、メッセージを寄せた。

「日を追うごとに、ウクライナで深刻化する危機の影響を受けている家族や子どもたちの映像や話に、ますます心を痛め、深い悲しみを感じています」とした上で、子どもを支援する国際NGO団体の「セーブ・ザ・チルドレン」の危機救済基金に寄付をすることを明らかにした。

その上で、読者に対して「ぜひ寄付をお願いします。平和を祈り、被災されたすべての方々に愛とサポートを送ります」と続けている。

コメント欄では「あなたの投稿を待っていました」「素晴らしい選択です」と歓迎する声が広がっている。

最新 世界スポーツ人名事典によると、シャラポワさんは、ロシアのチュメニ州出身。7歳のときにコーチを務める父とともにアメリカ・フロリダ州に移住したが、ロシア国籍でテニス選手として活躍した。

2005年にはロシア選手として初の世界ランキング1位を獲得。そのスタイルから「ロシアの妖精」と呼ばれ、世界中で高い人気を誇り、ファッションモデルとしても活躍したが、2020年2月に現役引退を表明。

自ら立ち上げたスイーツブランド「シュガポワ」を筆頭に、彼女はビジネス界での活動を加速させていた

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