Appleを成長させつづけている功労者のティム・クックCEOですが、2021年の報酬額に関しては反対意見も上がっているようです。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:MacRumors ,Appleinsider
Appleは、ティム・クックCEOの2021年の報酬として、計9900万ドル(約114億円)の支払いを予定しています。
しかしこれに対し、株主の諮問機関である「Institutional Shareholder Services(ISS)」は20日、クックCEOが提案した報酬には「重大な懸念」があると述べ、この提案に反対票を投じるよう株主に促したと、米経済紙「Financial Times」が伝えました。(MacRumors経由)
クックは2021年、300万ドルの給与や1,200万ドルのボーナス等とともに、8,200万ドル相当の株式を付与されました。この株式付与は、2011年以来の大きなインセンティブ報酬だったとのこと。ISSはこれが「類似企業が与えた報酬を著しく上回る」と指摘しています。
一方、Appleの取締役会は、クックCEOへの報酬を承認するよう株主に勧告しています。「MacRumors」によれば、Appleからの役員報酬に関する株主投票は諮問的なものであり、取締役会は行動を起こす必要はないとのこと。
ただし「Financial Times」は、もしクックCEOへの報酬に対する反発があれば、取締役会を動かす可能性もあるとしています。
ティム・クックCEOの就任以降、Appleは著しい成長を遂げており、2018年に時価総額1兆ドル、2020年に時価総額2兆ドルを達成しました。これらは「上場企業として世界初」の記録で、さらに2022年には一時的に評価額3兆ドルの突破も記録しています。
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114億円超、Apple CEOの「巨額報酬」は妥当なのか?