新型コロナウイルスの変異株、オミクロン株の感染拡大により休校・休園する小学校や保育園が増えている中で、フリマアプリ大手の「メルカリ」が全社員向けに思い切った臨時措置を打ち出した。
メルカリの発表によると、上限日数なしの特別有給休暇と、上限金額なしでベビーシッターの費用を補助する新制度を2月1日から開始したという。対象となるのは、家族が新型コロナの濃厚接触者だったり、濃厚接触者の疑いがありサポートが必要だったりする従業員か、保育園や学校等の休園や休校、学級閉鎖などで子供のサポートが必要なケース。契約社員やインターン生を含む全社員が、3月31日まで利用できる。
メルカリはその措置の狙いについて、発表で「家族のサポートによって休暇数が不足するという不安に対するケアに加え、働くことが可能な社員についてはベビーシッター活用をサポートすることで休暇取得という選択肢以外に就業を維持出来るようにすることを目的としている」と説明している。
臨時措置の詳しい実施内容は以下の通り。
【利用条件】
以下のいずれかに該当する場合
・家族(パートナー含む)が新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者またはその疑いがありサポートが必要な場合
・保育園や学校等の休園や休校、学級閉鎖により子供のサポートが必要な場合
【支援内容】
1. 特別休暇の付与(上限日数なし)
2. 勤務時間中におけるベビーシッターの費用補助(上限金額なし)
【対象期間】
2022年2月1日〜2022年3月31日
【対象者】
全社員(契約社員、インターンを含む)
なお、従業員本人やその家族・パートナー等が新型コロナウイルスに感染した場合は、2019年度に導入された「Sick Leave(シックリーブ)」制度を活用することができる。
社員本人の病気・ケガを事由とした休暇を年10日、有給休暇とは別に付与されるため、コロナ禍でも社員は安心して有給休暇を取得することができるとしている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
メルカリが休校・休園の拡大で臨時措置。全社員が利用できる特別有休とベビーシッター費用補助