北京オリンピック・フィギュアスケート団体で、日本代表は合計63ポイントを獲得して3位になり、オリンピック初のメダルを手にした。
互いに励まし合い、思いをつなげて手にした銅メダル。
8選手の氷上の姿を、写真で振り返ります。
フィギュアスケート団体は、男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンス計4種目をそれぞれショートとフリーで演じ、総合成績を競う。
トップを務めたのは、4日に開催された男子シングル・ショートプログラムの宇野昌磨選手。
宇野選手はこの試合で自己ベストを更新する105.46をマークして2位となり、好スタートを切った。
試合後に宇野選手は、プレッシャーを感じていたものの、「平常心のまま最後まで滑り切ることができた」と語った。
2番手となったのはアイスダンスの小松原美里選手と小松原尊選手。
プライベートでもカップルの2人は、息のあった滑りを披露して66.54の得点で7位になった。
3種目に登場したのは、ペアの三浦璃来選手と木原龍一選手だ。ふたりはショートプログラムの演技で自己ベストを更新する74.45をマークして、4位に入った。
予選最終種目の女子シングルショートには、樋口新葉選手が出場。
初のオリンピックで見事な演技を披露し、74.73をマークして2位になった。
予選4種目を終えた時点で日本代表は合計ポイントで3位となり、上位5チームが争う決勝に進出すると同時に、メダルに大きく近づいた。
決勝最初の種目となった男子シングルフリーには、鍵山優真選手が出場。
鍵山選手も樋口選手同様初の五輪だったが、落ち着いた滑りで自己ベストを大きく更新する208.94をマークし、1位に輝いた。
最終日となる7日のトップを務めたのは、ペアの三浦・木原組。
今大会のメダル獲得の鍵となると言われていた2人は、フリーでも自己ベストとなる139.60点をマークして、2位になった。
三浦・木原組に続いた小松原組は、強豪たちを相手に健闘し98・66点を獲得。5位になった。
最後を飾ったのは、女子シングルの坂本花織選手。坂本選手は自己ベストに近づく148.66点で見事に2位に。
全ての演技を終えて日本は最終的に63ポイントを獲得し、銅メダルを決めた。
最終成績
1. ROC 74
2. アメリカ 65
3. 日本 63
4. カナダ 53
5. 中国 50
フィギュア団体は、オリンピックでは2014年のソチ大会から導入された種目。日本代表は過去2大会でいずれも5位で、今大会で初めてメダルを手にした。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
フィギュア団体、8人で手にした銅メダル。見事な演技を写真で振り返る【北京オリンピック】