世界的な半導体不足により、AppleはiPadよりもiPhone 13の生産を優先しているようです。テック系メディア「Appleinsider」によれば「iPadは納品まで最大9週間待たなければならない」状態になっているとのこと。
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Appleのティム・クックCEOは、半導体不足がiPadの生産を減らしていることを認めています。しかし新しいデータは、「iPhone 13」の需要が落ち着き始めた4ヶ月後でも、この状況が続いていることを示しているようです。
経済紙「Nikkei Asia」は、米国、中国、日本を含む25の地域で、通常のiPadの64GBモデルの納期を調べています。同誌によれば、2022年1月28日時点での平均待ち時間は50日。しかし、昨年12月の55日よりも改善されているとのことです。
日本のApple公式ストアを確認すると、到着日は最長で3月24日となっています。
また、地域やモデルごとに待ち時間は大きく異なるようです。特にフィリピンで256GBのスペースグレイのiPadを購入した場合、63日待たなければならないとのこと。それに比べれば、日本の状況は今のところ恵まれているといえるかもしれません。
対して、iPhone 13の待ち時間はかなり改善されています。2021年後半には1カ月以上かかっていましたが、現在はほとんどのモデルが10日以内には到着する状態となっています。
なお、クックCEOは以前、半導体不足が続くことでAppleは推定60億ドルの収益を失ったと述べています。半導体不足は2022年中には改善されると予測されていますが、それにともなう製品不足の厳しい状況の解消にはもう少し掛かりそうです。
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