Googleが提供する「Chrome OS」の最新版のコードをテック系メディア「9to5Google」が解析したところ、興味深い変更が発見されたようです。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:9to5Google , ,Lenovo
※画像は全てレノボの「Legion」シリーズ
同メディアが発見した変更とは「RGBキーボードのサポート」です。一般的にRGBキーボードはゲーミングデバイスに採用されるもので、様々な色に光るキーボードのことを指します。
つまり、このChrome OSの変更は、GoogleがゲーミングPCの開発を意識していることを表すものです。「9to5Google」は、複数のChromebookがRGBキーボードを搭載して発売されるだろう、と指摘しています。
詳細な調査によれば、この機能のサポートでは、キーボードの各キーを自分の好みに合わせて個別にカスタマイズしたり、赤、緑、青の光の強さを変えてさまざまな色を作り出すなど、細かな調整が行えるようになっているとのこと。また同メディアは、これは外部デバイス向けではなく、未発表の新製品のために設計されていると指摘しています。
一見すると、USBやBluetoothで接続されたキーボードにはRGB照明が内蔵されているものが多いので、それに対応するためだとも考えられます。しかし、もう少し詳しく調べてみると、Chrome OSのRGBサポートは、一般的な機能ではなく、一部の未発表デバイスのために準備されていることがわかりました。(9to5Google)
同メディアは、この機能をサポートするデバイスのコードネームから、HPのゲーミングブランド「OMEN」、レノボのゲーミングブランド「Legion」からゲーミングChromebookが登場する可能性があると示唆しています。他にも、タブレット型のChromebookに対応するような着脱式RGBキーボードの開発も行われている可能性があるとのことです。
なお、以前には米Nvidiaが、台湾MediaTekと協力して高性能な「RTXグラフィックス」をChromebookにもたらすことを発表しています。これらの情勢は、密かにGoogleがPCゲーム市場を狙っていることを裏付けるものです。
現状のChromebookでは一部のAndroid向けゲームやクラウドゲームを遊ぶことができます。しかし今後はさらに、SteamのようなPCプラットフォームのゲームも遊べるデバイスが出てくるのかもしれません。
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Googleが密かに「PCゲーム市場」を狙っている証拠が発見される