ディスプレイ業界に詳しいアナリストのロス・ヤング氏が、サムスンの折りたたみスマホに関するレポートを公開しています。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:DSCC ,@DSCCRoss ,Samsung
ヤング氏が公開したレポートによれば、サムスンの折りたたみ式スマートフォンは引き続き好調で、12月の生産台数は前年同月比3435%増の147万台と過去2番目に多いとのこと。
2021年の折りたたみ式スマートフォンの生産台数は、約300%増の810万台。この中で、「Galaxy Z Flip 3」が全体の67%を占め、約100万台となっています。
2021年のサムスンの折りたたみスマホ需要を牽引したのは韓国で、シェアは32%、続いて欧州が31%、米国が29%となっています。2020年と比較すると、米国が大幅にシェアを伸ばし、欧州も堅調に推移しています。
2022年に向けては、ヨーロッパでの需要が急増しているとのこと。サムスンの折りたたみスマホの生産台数のうち、ヨーロッパ向けモデルが56%を占め、第1四半期では50%を超えると予想されています。
サムスンの22年第1四半期の生産台数は、前年同期比568%増の150万台以上となる見込みで、特にZ Flip 3が生産台数の70%を占めるなど好調を維持しています。また、ロス・ヤング氏はツイートで「2022年の折りたたみスマホ生産数は昨年の2倍になる」と示唆しています。
折りたたみスマホは順調にシェアを伸ばしており、最近ではサムスン以外のメーカーからも登場しています。最近では中国Oppoが折りたたみスマホを発表したことが記憶に新しく、Googleも折りたたみスマホを開発中とウワサされています。
しかし、技術面やシェア率ともに支配的なのは未だにサムスンです。他社製品がでているとはいえ、今後しばらくはサムスンが折りたたみスマホを代表するメーカーとして成長していくでしょう。
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サムスンの折りたたみスマホが絶好調「2022年の生産数は2倍」とアナリスト予測