カッコいいとは何か――。
イタリア・アドリア海を舞台に、賞金稼ぎの豚ポルコと、彼を取り巻く3人の愛と友情のドラマを描いたスタジオジブリ作品『紅の豚』(1992年制作)が1月14日午後9時から、金曜ロードショー(日本テレビ系)で放送されます。
空と海を愛し、どんなときでもユーモアを忘れないポルコ。タイプの全く異なる2人のヒロインとの淡いロマンスにも注目です。
個性豊かなキャラクターたちの声を担当したのは誰?豪華なキャスト陣を紹介します。
主人公の豚ポルコ・ロッソ役は、ジャン・ギャバンらハードボイルドな役の吹き替えでも知られた声優・俳優の森山周一郎さんが演じました。森山さんは2021年2月、肺炎のため86歳で亡くなりました。
ホテル・アドリアーノの経営者で、物語のヒロインの一人でもあるマダム・ジーナ。加藤登紀子さんが声優を務めました。加藤さんは主題歌『さくらんぼの実る頃』で唄を担当したほか、エンディングテーマ『時には昔の話を』の作詞・作曲・唄も担っています。
ミラノの飛行艇修理工場を経営するピッコロおやじには、落語家の桂文枝さん(当時は桂三枝)が抜擢されました。桂さんは、長寿番組『新婚さんいらっしゃい!』(テレビ朝日系)の司会を放送開始から半世紀にわたって務めており、2022年3月27日の放送をもって番組の司会を引退することを発表しています。
マンマユート・ボス役を演じたのは、上條恒彦さん。上條さんは、NHKの朝の連続テレビ小説『春よ来い』や大河ドラマ『秀吉』にも出演するなど、俳優としても活躍しています。
ピッコロの孫娘で、ポルコの飛行艇を修理する17歳の少女フィオ・ピッコロは、岡村明美さんが声を吹き込みました。岡村さんは人気アニメ『ONE PIECE』のナミ、「ラブ★コン」の小泉リサなど多数の作品に出演しています。
空賊たちが助っ人としてアメリカから招いた飛行艇乗りのミスター・カーチスは、大塚明夫さんが演じています。声優としてアニメ、ゲーム、ナレーションなど様々な分野で活躍を見せる大塚さん。ジブリ作品では『紅の豚』のほか、『ハウルの動く城』の国王、『魔女の宅急便』の飛行船の船長の声も吹き込んでいます。
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紅の豚、声優は誰?ポルコ、ジーナ、フィオは…豪華キャストを紹介