JR東日本は1月12日、新たな交通系ICカード「Suica Light」を販売すると発表した。
通常のSuicaとの違いは何か。JR東日本の発表や取材をもとに紹介する。
・一般販売なし
自治体や法人など限定で販売する。交通費補助事業や修学旅行など短期の団体旅行での活用を想定しているという。
・有効期限あり
有効期限は最大6カ月。期限を過ぎるとICカードをリーダーにかざしてもエラーが出て、使用できなくなる。
・デポジットなし
通常のSuicaはカード発行の際、チャージ金額とは別に500円のデポジットを払う必要があるが、Suica Lightは必要ない。
・払い戻しなし
残金の払い戻しができない。有効期限内にチャージ金額を使い切る必要があるため、注意が必要。
・再発行なし
・ICカードとしてのみ使用でき、スマホ上では使えない
スマホにカード情報を読み込ませて、Apple PayやGoogle Payなどで使用することができない
・定期券や子ども料金の設定はできない
上記以外は原則、通常のSuicaと同様に使用できる。対象エリアの鉄道やバスのほか、店舗やタクシー、観光施設などでの支払いにも利用可能。チャージ機能もある。
JR東日本の担当者は、交通費補助事業用にデポジットのないSuicaを求める声が自治体などから寄せられ、販売に至ったとハフポスト日本版に説明している。
千葉県四街道市が1月下旬、新型コロナの影響で帰省が困難な学生の支援として、市の特産品に加えてSuica Lightを配布するという。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
Suica Lightとは。通常のSuicaとの違いは?JR東が自治体など向けに販売開始