NY市議会、黒人初の議長を選出。女性が過半数を占める「歴史的に多様な」議会の代表に

アメリカ・ニューヨーク市議会は1月5日(現地時間)、新しい議長にアドリアン・アダムス氏を選出した。アダムス氏は、アフリカ系アメリカ人として初めての議長となった。

市議会は、2021年にあった議員選挙を経て、議員51人のうち、過半数を女性が占める見通しとなっていた。過半数が女性となるのは初めてだという。市議会は現在、51人中31人を女性が占めており、ニューヨーク市議会のプレスリリースでも「(アダムス氏は)歴史上最も多様性に富む同市議会の議長に就任した」と伝えている。

https://twitter.com/emilyngo/status/1478763953996148740?ref_src=twsrc%5Etfw

市議会は、「初の韓国系アメリカ人議員2名、初のイスラム系女性議員、初の南アジア系アメリカ人議員2名、初のオープンリーLGBTQ黒人女性議員2名、初のZ世代議員も擁している」とした。

アダムス氏は議長としての初めてのスピーチで、「私たちは今日、史上初のアフリカ系アメリカ人議長に率いられる、最も多様性に富んだ議会としてここに集まっています」と議員たちに語りかけた。

また、議会の多様性の重要性についても触れた。

『この議会では、史上初めて、女性の議員が過半数を占めることになります。市全体のリーダーシップは圧倒的に男性であり、女性がテーブルにつくだけでなく、(コロナ禍という)危機を脱し、公正で包括的な復興への道をリードすることが極めて重要です』

『代議制の重要性は、次世代の女性リーダーを鼓舞するだけでなく、今後の統治方法の原動力となるためです』

『だからこそ、私たち全員が異なる文化的、地理的、職業的背景を持っていることが非常に重要なのです』

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