ソニーが新会社「ソニーモビリティ株式会社」の設立を発表しました。米国ネバダ州ラスベガスで開催されている世界最大のテクノロジー見本市「CES 2022」でアナウンスが行なわれ、同時に新型コンセプトカー「VISION-S 02」もお披露目されています。
*Category:テクノロジー Technology|*Source:VISION-S
CES 2022出展、新たなフェーズに向けて
「CES 2022」の会場でその実物を撮影することができたので、詳細を動画と写真でお届けします。
以下の動画では05:43ごろからソニーブースの様子や実際の車の姿がご覧いただけます。
コロナ禍での開催となり例年より参加者が少ない「CES 2022」の会場においても、ひときわ賑わいをみせていたソニーのブース。「SONYがEVに参入」のニュースは世界中の参加者に大きな衝撃を与えたことは想像に難くありません。
ソニーが発表した新会社設立の趣旨は以下の通り。
ソニーはこれらのモビリティ体験の進化や提案を今後さらに加速させるため、2022年春に事業会社「ソニーモビリティ株式会社」を設立し、EVの市場投入を本格的に検討していきます。
展示車両はコンセプトモデルのため、このまま発売されることはなく、価格や航続距離などのスペックも非公開ですが「ソニーの最新EV」を見ようと多くのメディアが詰めかけていました。
2022年発表された「VISION-S 01」がスポーツセダンタイプであるのに対して、新型の「VISION-S 02」はSUBタイプとなっており、後部は丸みを帯びています。
ソニーによる新型コンセプトモデルの説明は下記の通り。
CES 2022では、新たなフォームファクターとしてSUVタイプの試作車両(VISION-S 02)を発表・展示しています。この車両は、公道走行試験等を展開しているプロトタイプ(VISION-S 01)と共通のEV/クラウドプラットフォームを採用しており、広い室内空間を用いたエンタテインメント体験や7人乗車のバリエーションなどを通して、VISION-S 01とともに、価値観が多様化する社会での様々なライフスタイルへの対応を推進していきます。
フロントは「整ったデザインでありながら、他の車と似ていない」という絶妙なスタイルです。
後部のナンバープレート周辺。
フルEVでありながら、テスラのようにフロントグリルを全廃するようなラディカルな姿ではありません。言ってみれば、新しいけれど親やすいという感じ。
現地に表示されていたスペックはこちらです。
なお、この車両には40個のセンサー(カメラ)が搭載されているとのこと。暗所耐性、低ノイズなどαシリーズのカメラで培った性能は世界が認めるものだけに、モビリティ分野でのソニーの活躍に期待がかかります。
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CES 2022現地レポート:新会社ソニーモビリティのコンセプトカー「VISION-S 02」の実物を激写してきました