AMDからノートPC向けAPU「Ryzen 6000」シリーズが発表されています。
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「Ryzen 6000」シリーズはZen 3+アーキテクチャを採用したノートPC向けAPU(統合プロセッサ)です。Zen 3+は6nmで設計されたアーキテクチャで、より高いクロック数を誇ります。
CPU面もさることながら、最も注目すべきはグラフィック面の強化です。統合GPUには新たにRDNA2を採用し、シリーズ全体でグラフィック性能が大幅向上しています。
AMDはこのRDNA2 GPUを搭載した「Ryzen 7 6800U」について、前モデルである「Ryzen 7 5800U」と比較し、約2倍のグラフィック性能の向上を示しました。
また、インテルのゲーミング向け統合プロセッサ「Core i7 1165G7」やNVIDIAのノートPC向けGPU「Geforce MX 450」とのゲーム性能の比較も公開。
NVIDIAの「Geforce MX 450」はゲーム向けのGPUとしても優れたGPUで、ほとんどの軽・中量級ゲームであれば60fps以上で遊べ、重量級ゲームでもしっかり動かせるスペックです。
この「MX 450」を、一般向けのAPUである「Ryzen 7 6800U」が超えたというのは、十分にインパクトがあります。ゲームが楽しめる一般向けのノートPCが実現すれば、さらにPCゲーム業界の成長を加速させるかもしれません。
またRDNA2 GPUの採用により、「Ryzen 6000」シリーズは、CPU性能を主にアピールしているインテルとは完全に一線を画すものとなるでしょう。近年のPCではCPU性能がややオーバースペックとなっていることもあり、AMDのグラフィック性能で差別化を図る戦略はうまく刺さる可能性も高そうです。
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AMDの新APU「Ryzen 6000」シリーズがPCゲーム業界に与えるインパクト。インテルとの「決定的な違い」とは?