浦和レッズでのラストゲームとなるDF槙野智章選手(34)が、劇的なゴールで天皇杯優勝をもぎとった。
サッカー天皇杯の決勝戦が、東京・国立競技場で12月19日にあった。浦和レッズは1点先取するも、大分トリニータに後半終了間際に同点に追いつかれた。このまま延長戦に突入するかと思われたが、後半ロスタイムにMF柴戸海選手(24)が放ったシュートを、途中出場した槙野選手がヘディングでコースを変えて、ゴールに流し込んだ。
浦和レッズの優勝は3大会ぶり。前身の三菱重工時代を含めると8度目だった。
試合後の優勝インタビューの中で「こんなことって、あるんでしょうか?」と問われた槙野選手は「お祭り男、エンターテイナーですからね。全部持っていきました!」と自慢げに語った。
同点に追いつかれた際に「マキが最後もってけ」「マキが前に入ってゴールを取りにいけ」とゴールキーパーの西川周作選手(35)に強く背中を押された。それが、後半ロスタイムの決勝弾に結びついたと振り返った。
最後にファンへの一言をリクエストされた槙野選手。「来シーズンは、僕はいませんが、今いる選手たち、特に若い選手たちに素晴らしい後押しをお願いします」と万感の思いを込めた。
―― 続いて決勝ゴール、槙野選手です。
ありがとうございます!
―― こんなことってあるんでしょうか?
お祭り男、エンターテイナーですからね。全部持っていきました!
―― チームにとっても槙野選手にとっても、本当に大事なゴールだったと思います。
僕に残された時間と、このチームでやるべきことってのをしっかりと頭にたたき込んでピッチに立ちました。本当に1-0できちんとゲームを締めて終わらせるつもりでしたけど、失点直後に西川選手が「マキが最後もってけ」と。「マキが前に入ってゴールを取りにいけ」と西川選手に強く背中を押されて、ゴールを決めることができました。
―― ラストゲームで多くのファン、サポーターの見守る中でゲームすることができました。応援してくれた皆さんに一言あればお願いします。
声が出せない中でも、こうやってたくさんの方がスタジアムに来ていただき、僕たちを後押ししていただき、本当に力になりました。来シーズンは、僕はいませんが、今いる選手たち、特に若い選手たちに素晴らしい後押しをお願いします。ありがとうございました!
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「来シーズンは、僕はいませんが…」槙野智章選手が、浦和レッズのラストゲームで劇的ゴール。何を語った?【サッカー天皇杯】