12月17日午前、大阪市北区内の繁華街にある8階建ての雑居ビルで、24人が死亡する火災が発生した。火災が起きたのは4階にある「働く人の西梅田こころとからだのクリニック」で、報道各社によると、クリニックに通院していた61歳の男が火をつけたとみられるという。
大阪市消防局によると、火災は17日午前10時20分ごろ、大阪・北区曽根崎新地にある「堂島北ビル」で発生した。
出火元とみられる4階には、心療内科や精神科の診療を専門とする「働く人の西梅田こころとからだのクリニック」が入居している。4階から27人、6階から1人の合計28人が病院に搬送されたが、17日19時時点で、そのうち24人が亡くなった。
NHKニュースによると、警察は殺人と放火の疑いで捜査しており、火をつけたのはクリニックに通っていた61歳の男とみられるという。男は病院に搬送され、容体は「かなり危険な状態」だと伝えている。
クリニックの公式サイトによると、火災が起きた金曜日午前10時ごろは、うつ病などで休職した人の職場復帰を支援する「リワークプログラム」を実施している。
クリニックは利用する人でいつも混雑していたとみられ、毎日新聞によると、「リワークプログラム」には普段から20人程度が参加していたという。
事件翌日の18日には、火災現場となったビルの前に多くの花が手向けられ、通行人などが手を合わせた。
カメラがとらえた写真を掲載する。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
大阪ビル火災で24人死亡、凄惨な現場写真。多くの人が手を合わせる