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新型コロナウイルスのＰＣＲ検査について、新潟県内での１週間の検査件数はピーク時の８月に１万件を超えましたが、１０月以降はほぼ４分の１の２５００件を下回っています。理由として感染状況が落ち着いてきたことも考えられますが、医師は別の要因も指摘しています。

新潟市秋葉区の鈴木内科医院を９日、取材しました。ここ３週間ほどで、発熱患者にある変化が見られるといいます。

【鈴木内科医院　鈴木東理事長】
「新型コロナウイルスの患者さんが多いころは、熱が出ると自分から『ＰＣＲ検査を調べたい』という人が非常に多かったのですが、（最近は）熱が３８度を超えていても『ＰＣＲ検査を調べましょう』と言っても『私はやりません』と、『ワクチン２回打ったから』と」

鈴木内科医院では、３７度５分以上の熱がある患者にＰＣＲ検査を勧めていますが、そのうち半数が「検査は必要ない」と答えるそうです。理由は２回のワクチン接種を終えていることです。

【鈴木内科医院　鈴木東理事長】
「ワクチンを打つことによって『自分はならない。絶対ならない』という思いで、調べないということになるようです」

ただ、県内でも２回の接種を終えた後、感染するケースが相次いでいます。

【鈴木内科医院　鈴木東理事長】
「（私たちは）いつ第６波が始まるか分からないので、熱が出た人は全員、新型コロナウイルス感染者だと思って対応しています。熱がある人には絶対にＰＣＲ検査をしてほしい」

県はワクチンを接種したことで、感染しても軽症で終わっているケースもあるとして、３７度５分以上の発熱など感染が疑われる場合は、積極的にＰＣＲ検査を受けるよう呼び掛けています。
BSN新潟放送

https://news.yahoo.co.jp/articles/5e65176ba4db581fd59c71d64bee6392097e5711