Googleの新型スマートウォッチ、Pixel Watchが2022年発売に向けて開発されていることを、テック系メディア『The Verge』が報じています。しかし報告を見る限り、現状では数多くの問題も抱えているようです。
*Category:テクノロジー technology|*Source:GSMARENA ,The Verge ,Front Page Tech
Pixel Watchの存在は以前から噂されていますが、今回改めて『Insiders』が内部文章で存在を確認したようです。このプロジェクトは「Rohan」と呼ばれ、2022年リリースを目指して開発されているとのこと。
Pixel Watchに関しては今年の前半に、著名リーカーのジョン・プロッサー氏がデザインをリークしています。しかし、この時点では2021年登場とされていましたが、結局のところ登場はありませんでした。さらにその以前からも噂があったことを考えると、Googleは予想以上に開発に苦労しているようです。
Googleはスマートウォッチ向けOSの大幅な改善にも着手し、今年のGoogle I/Oでは、Wear OS 3がサムスンのスマートウォッチTizen OSと統合されることを発表しました。この統合では、バッテリー寿命が大幅に改善されるとGoogleはアピールしています。
しかし『GSMARENA』によると、開発の現状では、Pixel Watchは毎日の充電が必要とのこと。さらにその充電自体も「遅い」とリークした従業員は話しているようです。
また、プロッサー氏のリークしたデザインでは、Pixel Watchはかなり薄いデザインとなっていました。このデザインを実現がバッテリー寿命を短くし、開発に遅れを生じさせている可能性も考えられます。
価格面も大きな課題となりそうです。『GSMARENA』は価格もFitbit Senseが299ドルで発売されたことを考えると、Pixel Watchは最低でも349ドルになるだろう、と予測しています。これはGalaxy Watchのハイエンドモデルに匹敵し、市場のスマートウォッチの多くを上回る価格設定です。Googleの高級さを売りにしたブランドではないため、もしこの価格であれば苦戦を強いられるでしょう。
Pixel WatchのライバルとしてはApple Watchが挙げられますが、開発が長引くほどAppleとの差は開いていくでしょう。Appleはラインナップを充実させており、『Apple Watch SE』は3万円程度の価格で販売されています。
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Google開発の新型スマートウォッチ、現状は「問題だらけ」Apple Watch対抗なるか