ツイッター創業者のドーシーCEOが退任 兼務に投資家から批判
米ツイッターは29日、創業者のジャック・ドーシー最高経営責任者(CEO)が退任し、パラグ・アグラワル最高技術責任者(CTO)が同日付で後任に就任したと発表した。ドーシー氏は決済サービス「スクエア」のCEOも務めており、投資家からツイッターの経営に集中できていないなどの批判が出ていた。
ドーシー氏はツイートで「創業者の影響から離れ、自立できることが企業にとって重要だ」としたうえで、「ついに(会社を)離れる時が来たと決めた」とコメントした。ドーシー氏は任期が切れる22年まで取締役にとどまるという。取締役会議長には、米クラウドサービス大手セールスフォースのブレット・テイラー最高執行責任者(COO)が指名された。
ドーシー氏は一時ツイッターの経営を離れた後、15年に再び同社のトップに復帰していた。
ツイッターはドーシー氏らが06年に創業。140字以内の手軽さから世界的に利用が広がり、広告を閲覧できる利用者数(1日あたり)は世界で約2億人いる。だが、フェイスブック(FB)を傘下に持つメタ(グループの1日あたり利用者約28億人)などに大きく水をあけられており、収益面での課題が続いていた。(サンフランシスコ=五十嵐大介)
(朝日新聞デジタル 2021年11月30日 09時54分)
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ツイッター創業者のドーシーCEOが退任。その理由とは?