黒人女性が初めて、国際宇宙ステーションの乗組員に。「やりたいことをできると伝えたい」

20年を超える国際宇宙ステーションの歴史で初めて、黒人女性の宇宙飛行士が、乗組員として長期滞在する。

NASAは11月16日、SpaceXの宇宙機「クルードラゴン」によるCrew-4ミッションに、ジェシカ・ワトキンス氏が選ばれたと発表した。宇宙機は2022年4月に打ち上げられ、6カ月の滞在を予定している。


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ガラスの壁を壊すまでの長い道のり

国際宇宙ステーションで、宇宙飛行士の滞在が開始したのは2000年

ニューヨークタイムズによると、これまで21年の間に同ステーションを訪れた249人のうち、黒人はわずか7人しかいない。

黒人の宇宙飛行士とし初めて国際宇宙ステーションに長期滞在したのは、2020年のビクター・グローバー氏だ。

黒人女性として初めて、国際宇宙ステーションの乗組員になることについて、ワトキンス氏は「黒人の子どもたち、特に若い黒人の女の子たちのお手本となって『自分のやりたいことをできるんだ、そして成功できる』というメッセージをを伝えたい」とニューヨークタイムズに語っている。

今度こそ実現なるか

記念すべき宇宙飛行になるであろう一方で、黒人女性が乗組員に選ばれること自体は、今回が初めてではない。

2017年には、黒人女性のジャネット・エップス氏が乗組員として国際宇宙ステーションに滞在することが発表された。

しかしNASAは打ち上げ6カ月前に、別の宇宙飛行士への変更を発表。理由の説明はなく、エップス氏の兄弟は、エップス氏が乗組員から外されたのは人種差別だと主張してNASAを批判した。

ワトキンス氏はコロラド州で育った地質学者で、スタンフォード大学を卒業後にカリフォルニア大学ロサンゼルス校で博士号を取得。NASAではインターンとしてキャリアをスタートさせ、2017年に宇宙飛行士候補に選ばれた。

国際宇宙ステーションへのミッションは、ワトキンス氏にとって初めての宇宙飛行になる。

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オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
黒人女性が初めて、国際宇宙ステーションの乗組員に。「やりたいことをできると伝えたい」

Sarah Ruiz-Grossman