世界で初めてUSB-Cポートを搭載した『iPhone X』が海外ECサイトeBayでオークションにかけられています。
*Category:テクノロジー technology|*Source:GSMArena ,Kenny Pi
この『iPhone X』は、11月5日時点で、落札価格はなんと100,100ドル(日本円で1,100万円超)。「世界初のUSB-C搭載iPhone」というインパクトとその完成度の高さから、多くのテクノロジー好きを惹きつけたようです。
『iPhone X』のLightningポートを改造したのはKen Pillonel氏。彼がYouTubeに公開した動画によれば、充電はもちろん、データの通信さえ出来るようです。
Pillonel氏はLightningコネクタをリバースエンジニアリングし、さらにレプリカのLightningコネクタを作成して、iPhoneのバッテリーとTaptic Engineの間に垂直に収まるような柔軟な回路基板を作りあげたとのこと。
そんな圧倒的な技術力を持つ彼ですが、その正体はスイスのロボット工学専攻の学生だそう。とはいえ、学生でありながら「USB-CポートをiPhoneに搭載する」という誰もが考える偉業を実現したことには驚きです。
販売されているのは中古の64GBの『iPhone X』で、箱のみが付属しており、付属品は一切ありません。また販売者は注意点として、日常的に使用する携帯電話として使用したり、復元したり、データを消去したりしてはいけないとアドバイスしています。
ちなみに送料は無料で、eBay国際標準配送に対応しています。ちょっとお高いですが、気になる方は入札してみてはいかがでしょうか?
なお、このプロジェクトはすべてオープンソースでGithubに公開されています。Pillonel氏は、今後もiPhoneのUSB-Cの改造を続けていくと述べ、さらにはAirPodsにUSB-Cコネクタを追加することも考えているそうです。
オリジナルサイトで読む : AppBank
世界初「USB-C搭載iPhone」がオークションで1100万円超え。製作者の正体は?