メジャーリーグ選手会は日本時間の10月22日、選手間投票で選ぶ「プレーヤーズ・チョイス・アワード」の各部門の最終候補選手を発表した。
今シーズン投打の二刀流で活躍したエンゼルスの大谷翔平選手は、両リーグの年間最優秀選手とアメリカン・リーグの最優秀野手の2部門で最終候補に選ばれた。
大谷選手はまず、両リーグの年間最優秀選手を表彰する「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」部門で、トロント・ブルージェイズのゲレーロJr.選手、フィリーズのブライス・ハーパー選手と共に最終候補に選ばれた。
特に同じく最終候補のゲレーロJr.選手とは、シーズン終盤にアメリカン・リーグの本塁打王のタイトル争いを最後まで繰り広げた。ゲレーロjr.選手は48本でタイトルを獲得した。
また大谷選手はアメリカン・リーグの最優秀野手部門「アウトスタンディング・プレーヤー」でも最終候補に入った。この部門では、ゲレーロJr.選手と同じ48本の本塁打を放ちタイトルを分け合ったサルバドール・ペレス選手も最終候補となっている。
大谷選手の今シーズンの最終成績は、投手として9勝2敗、防御率3.18、奪三振156。一方、打者としては2割5分7厘、本塁打46本、100打点、26盗塁だった。
このほか、MLBオールスターゲームでは、特別ルールにより史上初めて「先発投手」と「1番・指名打者」で出場。試合前日の恒例イベント「ホームランダービー」にも参加し夢の球宴を盛り上げ、記録と記憶の両方で世界中の野球ファンを魅了した。
しかし所属するエンゼルスはアメリカン・リーグ4位に終わり、ポストシーズンに進出することは出来なかった。
大谷選手はシーズンの終盤、「勝ちたい気持ちが強い。もっともっとヒリヒリする9月を過ごしたい。来年以降そうなるように願っている」などと語ったと日刊スポーツが報じていた。
選手間投票で選ぶ「プレーヤーズ・チョイス・アワード」の受賞者は、日本時間29日に米・放送局ESPNを通じて発表される。
その後、これとは別に、全米野球記者協会のメンバーの投票で決まる「シーズンMVP」(年間最優秀選手)は11月に発表される。
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大谷翔平選手がメジャー選手間投票で最優秀選手の最終候補に。11月のシーズンMVP獲得にも期待