コント日本一を決める『キングオブコント2021』の決勝戦が、10月2日午後7時からTBS系列で生放送される。
この日はダウンタウンが総合MCを務める8時間生放送特番『お笑いの日2021』が午後2時から同系列で放送予定で、「お笑いづくし」の1日となりそうだ。
今年の「キングオブコント」を制するのは誰なのか。参加総数3015組から、決勝まで勝ち進んだ10組を紹介する。(※50音順)
熱戦を繰り広げるメンバーは、うるとらブギーズ/蛙亭/空気階段/ザ・マミィ/ジェラードン/そいつどいつ/男性ブランコ/ニッポンの社長/ニューヨーク/マヂカルラブリー(※50音順)。 決勝戦に向けたそれぞれの意気込みは、以下の通り。
佐々木崇博:毎年全力でゼロからやってきたことが実ったといううれしさがあります。ただうれしいことは当然ですが、3年連続の決勝で求められるハードルは高いでしょうし、厳しい戦いになりそうです。キングオブコントでの優勝を目指して僕らと男性ブランコ、ななまがり、アイロンヘッド、やさしいズ、サンシャインで「優勝」というライブを3〜4年ほどやってます。そのメンバーから男性ブランコが決勝にきましたのでそれもうれしいですが、その強さを認めているからこそ負けるわけにはいきません。決勝でバチバチ戦って勝ちたいと思います。2019年は準優勝、去年は決勝最下位でしたので、今年は優勝しかないと思っています。
八木 崇:今年が一番怖かったです。即席ユニットの参加でテレビに出ている人がいっぱい参加されていましたので、果たしてここで勝てるのかなという怖さがありましたけど、今は決勝が決まって安堵しています。マヂカルラブリーの野田さんが3冠を狙っていらっしゃるので、そこは阻止したいと思います。2019年に準優勝して後輩から挨拶されるようになりましたが、去年は決勝最下位で少しずつ挨拶されなくなりましたので、今年優勝していっぱい挨拶されたいです(笑)。
中野周平:やりました!念願の初決勝です。ここを目指して上京してきましたからうれしいです。東京に出てきてからイワクラが僕の扱い方のコツをつかんで、いい塩梅のネタが出来るようになったと思います。普段から「絶対優勝する」「爆笑をとる」ってカマす癖のあるイワクラですが、今回は謙虚にカマしていません。いいのか悪いのかわかりませんが、言わないだけで秘めた想いがいっぱいあると思いますので、今回はいける気がしています。
イワクラ:決勝進出が決まってホントに良かったです。報告したい人がたくさんいます。大阪時代とやっていることは変わっていませんが、中野さんが謎に自信満々で東京に来たので決勝に行けたと思います。また、去年、一昨年と他の芸人さんたちが準決勝で“爆発させている笑い”を見たときは勝てる気がしませんでしたが、今年は自分たちの中で一番よかったと思いますし、昨年とは違います。ネタに関しても単独ライブをして時間をかけてネタを強くして、キングオブコントに向けた1年にすることができました。初の決勝、全力で優勝を取りにいきます!!
水川かたまり:一昨年が9位で去年が3位なので、どういう数式かはわかりませんが 1位が収まりのいい数字です。数えたら月に50本くらいライブに出ていましたのでキングオブコントにそのまま還元できたらと思います。それが絶対的な自信につながっています(笑)。ライバルは放送される時間帯ですかね。僕らのネタが放送される時間が少しでもご飯時から離れるように願います。まあご飯を食べながら見ても楽しいネタですけど(笑)。
鈴木もぐら:めちゃくちゃ臭いとずっと言われ続けてきたので、水川の言う9(ク)3(サ)1(イ)を取ってキングオブコントの臭いを完成させようと思います(笑)。今年は沼津・幕張・大宮で去年一昨年よりウケがよかったんです。東京以外の劇場でファミリー層のお客様もいらっしゃる中で笑っていただいたので手応えありです。アットホームさに磨きがかかっていると思います。借金が減りまして残り550万くらいですので、優勝して水川の分をもらって返しちゃいます。ライバルは己です。甘えないように。
林田洋平:今まで準決勝の壁に阻まれてきたので感無量です。でもここからだなって。これから凄い戦いがあるんだなと思ったら早くネタを練り直さなきゃとか現実に戻りつつあります。今までの予選に比べたら今年は2本とも良いネタが出来たので手応えはありました。決勝でザ・マミィ林田、酒井を知らしめたい。ここにいるぞ〜!みてるか〜ッ!!という気持ちで頑張りたい。
酒井貴士:お笑い芸人さんになる時にファイナリストになっている夢をみたんですよ。それが今現実になって、だからここからは余生というか(笑)、本当に夢のようです。人力舎でいうと2015年に決勝に出た巨匠さん以来出ていません。僕は巨匠だった岡野(陽一)さんに可愛がってもらっています。その岡野さんが「決勝に行ったらギャルが1人来た、だからお前も同じ顔だから決勝に行けばギャルが来るよ」と言われましたので楽しみです。とにかく決勝でネタが出来ることがうれしいです。悲しい学生時代を過ごし、お金で苦労して報われなかった僕のような者でも輝ける場所があるってところを見てもらいたいです。
かみちぃ:めちゃくちゃうれしいです。1回戦落ちが毎年続いていた僕らですが、やっと優勝が目の前に来たという感じです。今年は2回戦で1つも外さずに完璧なネタができましたので、その時に決勝あるんじゃないかなという手応えがありました。ここまで来たら絶対優勝!それのみです。
海野裕二:ここ2年ぐらいでなんとなく準決勝に行けるようになって手応えを掴んできましたので、1回目の決勝で優勝したいです。動画でネタを週4回上げることで、常にコントを作らなきゃという脳になったことも決勝に残れた要因の1つかと思います。優勝してバカ売れしたいです。
アタック西本:この気持ちを奥さんに最初に伝えようと思ったのですが、さっき可燃ごみを出してなかったと怒りのメールが来ていましたので、この結果を報告してなんとか五分に持ち込みたいと思います(笑)。予選でもメガトン級にウケがよかったと思いますので、今年は優勝して僕らが出ている大宮の劇場にトロフィーを持って帰りたいと思います。
松本竹馬:もう本当に夢のようというか「キングオブコントのファイナリスト」っていう肩書きが欲しくてずっとコントをやってきましたので、ようやく一人前になれた気がします。同期がどんどんテレビに出て来て焦りもありましたが、やっと報われた気がします。ここまで来ましたのでもう1回夢を見させて
ください。優勝です!!
市川刺身:めっちゃうれしいですね。2年前に初めて準決勝に行かしてもらった時に、もしかしたら決勝あるかもと思いましたが結局ダメで、これだけウケてダメなら一生ダメなんじゃないかと思っていたら、次の年は準々決勝で落ちて。不安だらけでしたが、今回は決勝が決まりうれしくて泣きました。相方と喧嘩したこともありましたが、諦めずにやって来たのが良かったと思います。絶対に優勝して劇場をお客さんで満杯にします。
浦井のりひろ:通算12回目の挑戦でようやく決勝に行けたのでメチャクチャうれしいです。相方がネタを書いていて、いつもだったらこれくらいでいいだろうというところを今年はもう2バージョン改定してネタを磨いて来ましたので、決勝1回目の出場で優勝を目指します。
平井まさあき:決勝進出は夢のようです。自分らはストーリー性が高いコントが好きで、ネタのストーリーがよければいいだろうと考えていたんですが、賞レースはそれだけでは勝てないので意識しています。ホントに優勝したいんです! でも決勝に行けたことがうれしすぎてまだ切り替えられていないです。2〜3日後に優勝しますって言います。
辻:決勝2回目でも同じようにうれしいです。1回目は相方と抱き合いましたが、今回はマネージャーの胸の中で泣いてしまいました。本当にマネージャーが僕らに良くしてくれていて、この人のために優勝したいと思いました。昨年キングオブコントの決勝に出たことで、いろいろなネタ番組に呼んでいただきましてプロとしてやれる感じが掴めたので、今年はその恩返しだと思って、ダークホースとしてではなく優勝候補の一組として出て勝ちたいと思います。また、今年は大阪のメンバーが僕らしかいないので代表として頑張ります。
ケツ:決勝決まった瞬間に相方がマネージャーと喜びを分かち合っていて、僕はそれを見てなんとも言えない時間を過ごしましたが、決勝に行けたから良いかと(笑)。今年も去年と同様に決勝に行かなあかんという意識もあったのでうれしいですし、決勝の舞台経験を活かして臨みたいと思います。とにかく印象に残るネタを見せて優勝したいです。
屋敷裕政:今年は即席ユニット解禁でお祭り感も強かったので出たかったんです。去年準優勝させてもらい、いろんなテレビに呼んでいただきましたので、今年準優勝以下だったら呼ばれなくなる不安はありますが、もう一度決勝の舞台に立ちたい思いがあったのでホッとしています。去年とは全くタイプの違うネタで勝負しますので、是非見てもらいたいなと。勝つために敢えて変えたというわけではないです。やりたい2ネタを見せられたらうれしいです。とにかく今は楽しみです。またこんなに気心知れた人たちと戦う賞レースは多分もうないだろうなと思います。みんなそれぞれウケて最後にオレたちが勝てば最高です(笑)。
嶋佐和也:去年、準優勝させていただいたんで、今年はエントリーをどうしようかと考えていましたが、出ると決めたからには決勝に行きたいと思っていました。個人的なことですが、髪型はだいぶパワーアップしてきました。松本人志さん、ビートたけしさんと全く同じです。笑いの神様と同じ髪型なので気合が入っています(笑)。決勝はホントに楽しみです。賞レースの決勝は2度目ですが、優勝して賞金もらうのはどういう感覚だろうって。あとは時の運もありますが、せっかくなんで優勝してみたいです。
野田クリスタル:いやー俺たちホントに予選が強いと思います。もっと予選の強さをわからせたいですけど、とりあえず予選の強さはわかっていただけたのかも知れない。あとはM-1で優勝したからキングオブコントの決勝まで行けたんじゃないかとか、忖度されたとか言われるので、実力で決勝に行けたことを証明しなければならないです。霜降り明星の粗品から「すごいっす。とにかく凄いっす」ってメールが来ました。だからオレは優勝したら「このネタ全部粗品が考えました」って言ってあげようと思っています(笑)。
村上:めちゃめちゃうれしかったですね。うれしいと同時にほっとしたという気持ちもあります。野田が3冠を目指しているので付き合っていますが、僕の2冠もかかっているんで、獲れるのであれば獲りたいです。お笑いの講師とかになりやすそうじゃないですか(笑)。優勝したら霜降り明星のせいやと僕の2冠争いにも決着がついたということ。もし勝てたらせいやに演技指導をしてもらったということにします(笑)。
コント芸人ナンバーワンを決める「キングオブコント」。歴代王者の多くが優勝をきっかけに注目を集め、一躍人気芸人となっている。
過去の歴代優勝者は以下の通り。
2008年 バッファロー吾郎
2009年 東京03
2010年 キングオブコメディ
2011年 ロバート
2012年 バイきんぐ
2013年 かもめんたる
2014年 シソンヌ
2015年 コロコロチキチキペッパーズ
2016年 ライス
2017年 かまいたち
2018年 ハナコ
2019年 どぶろっく
2020年 ジャルジャル
2021年大会のMCはダウンタウンの浜田雅功さんとTBSの日比麻音子アナウンサー。審査員はダウンタウンの松本人志さんなどが務める。
Source: ハフィントンポスト
「キングオブコント2021」決勝進出者は?2日午後7時から生放送【全10組を一挙紹介】