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劇的な勢いで競技シーンを拡大するタクティカルFPSゲーム『Valorant』トッププロ選手とチームの、現在の獲得賞金総額のランキングが公開されています。

Source：Valorant, Dexerto, Sentinels, Gambit eSports
*カテゴリー：テクノロジー technology

Valorantの獲得賞金総額ランキングが公開。北米Sentinelsが圧倒的

Sentinels

海外ゲームメディア『Dexerto』に、『Valorant』のプロ選手がこれまでに獲得した賞金総額のランキング(21年9月22日最新版)が公開されています。1位〜5位のプレイヤーとその賞金総額は以下の通り。

• 【1位】zombs選手(Sentinels):107,550ドル(約1,200万円)
• 【2位】ShahZam選手(Sentinels):107,450ドル(約1,200万円)
• 【3位】SicK選手(Sentinels):106,870ドル(約1,200万円)
• 【3位】dapr選手(Sentinels):106,870ドル(約1,200万円)
• 【5位】TenZ選手(Sentinels):86,750ドル(約86,750万円)

1位〜5位は全て、世界最強チームと名高いSentinels(センチネルズ)のメンバーで占められています。中でもトッププレイヤーとして知られているTenZ選手ですが、5位の座に収まっています。これは、同選手がCloud9から最近移籍した選手であることと関係があると考えられます。

TenZ選手(Riot Games via Dexetro)

6位にはそのSentinelsをも破り、VCTステージ3 MASTERSベルリンで優勝したチームGambit EsportsのnAts選手がランクイン。獲得賞金総額は69,937ドル(約780万円)で、以下にはほぼ同額でGambitのChronicle選手、d3ff0選手などが続いています。

Gambit eSports

VCTステージ3 MASTERSベルリン優勝チームGambit eSports nAts選手のハイライト

このランキングで20位までにランクインした日本選手はいません。ほとんどはEMEA(ヨーロッパ、中東及びアフリカ)かNA(北米)の選手で占められていますが、アジアの選手としては18位に韓国Vision StrikersのRb選手がランクイン(総額42,284ドル)でランクインしています。

『Valorant』プロチームの獲得賞金総額ランキングは以下の通り。

• 【1位】Sentinels(NA):531,500ドル(約6,000万円)
• 【2位】Gambit Esports(EMEA):342,777ドル(約3,800万円)
• 【3位】Envy(NA):231,500ドル(約2,600万円)
• 【3位】G2 Esports(EMEA):223,756ドル(約2,500万円)
• 【5位】Vision Strikers(韓国):204,149ドル(約2,300万円)

1位にはSentinels、2位にはGambitがランクインしています。3位はVCTステージ3 MASTERSベルリンで準優勝を果たしたEnvyが入っており、ここでもNAとEMEAがしのぎを削っていることが分かります。

また、9位には日本のZETA Divisionがランクイン。獲得賞金総額は138,572ドル(約1550万円)となっています。

もちろん、これらの獲得賞金総額は選手の収入と一致しているわけではなく、他にもストリーミングなど様々な収益があると考えられます。

また、世界的なFPSゲーム『CS:GO』プロプレイヤーの賞金総額と比較すると印象的です。21年8月時点でのトップはdupreeh選手。デンマークのAstralisで活躍する彼の獲得賞金総額はなんと1,926,381.07ドル(約2億1,550万円)ととんでもない金額となっています。

ちなみに現在Valorantプレイヤーとして100 Thievesで活躍するnitr0選手は、『CS:GO』の獲得賞金ランキングにおいて14位にランクインし、総額は920,151.73ドル(約1億200万円)となっています。

もちろん歴史の長さが異なるため、この賞金総額はゲームタイトルの比較としては最適ではありません。しかし今後もValorantが成長していけば、億を超える賞金を獲得する選手が登場してくることに十分期待できそうですね！