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野々村真（2007年2月撮影）

新型コロナウイルス感染から復帰したタレント野々村真（57）が26日、月曜レギュラーを務めるフジテレビ系「バイキングMORE」（月～金曜午前11時55分）にVTR出演し、活動再開を報告するとともに闘病生活について語った。

野々村はMCの坂上忍（54）から「まこちゃん、おかえりなさい」と声をかけられると「ただいま。ありがとう、帰ってきたよ」と声を詰まらせた。かすれは残る声だったが、掛け合いでは笑顔を見せた。

先月30日にPCR検査で陽性と診断され、自宅療養中に体調が急変。呼吸困難に陥ったとし「自分自身がこんなに苦しくなることは過去になかった。不安になって救急車を呼んだんだよね」。また「息が相当苦しくなって、不安というか、怖くて怖くて」と当時を振り返った。

2回救急車を呼ぶも、入院することはできず「2、3日放置状態」といい、さまざまな医療関係者から電話でアドバイスをもらったが「やはり、保健所の許可がない限り入院はできませんという言葉で切られてしまう。恐怖がハンパなかった」と話した。

その後保健所の指示で入院となったが、重度の肺炎で集中治療室（ICU）に運ばれ「1日目はほとんど記憶がなくて」。人工心肺装置「エクモ」を使用する1歩手前の状況だったといい、「俺死にかけたんだな」と神妙な面持ちで振り返った。野々村は「本当に怖い。これでもラッキーだった。運がよかったんだな」と語った。

味覚障害は残っているが、退院後にマクドナルドの「サムライマック」を食べたといい「一番はっきりした味で確認したかったの」と笑みをこぼす場面もあった。

医療の逼迫（ひっぱく）を身をもって感じ、視聴者に対しては「自分はかからないと思わない。かかったら、後悔しても遅いから。今はみんなを助けることができないかもしれないという状況。たくさんの運がつながらないと、助からない状況にきている。それだけは分かっていただきたい」と訴えた。

野々村は先月30日、仕事関係者に新型コロナ感染が確認されたため、自主的にPCR検査を実施。その結果、陽性と診断された。7日間の自宅療養後、症状が悪化したため今月5日から入院。重度の肺炎を起こすなど闘病を経て、25日に自身のYouTubeチャンネルで退院と仕事復帰を報告していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b565d6e6a985b29e6d63ba5d318cecf27fd07c31