日清食品の看板商品「カップヌードル」の新しいフタの内側にはネコが描かれていることで知られているが、6%の確率で「チベットスナギツネ」になることが分かった。カップヌードルの公式Twitterが8月5日に発表した。
日清食品ではプラスチックを削減するために6月から、フタ止めシールを廃止。開け口を2つに増やした「Wタブ」を採用した。この新しいフタを開くと、Wタブが耳になるネコの顔が描かれていた。
SNS上では、すでにチベットスナギツネを発見していた人々から「まさかのレアだったんですね」「おまえ誰やねんと声が出たやつが遭遇率6%だったとは」「ネコチャンを期待してワクワクしながらめくったらめちゃ笑った」などと反響が寄せられている。
国際自然保護連合(IUCN)によると、チベットスナギツネは中国のチベット高原を中心にインド、ネパールに生息している。標高2500メートルから5200メートルの高地の荒れ地や草原で、岩の下に巣穴を掘って生活。IUCNレッドリストには絶滅の恐れが少ない「低危険種」に位置づけられている。
ミシガン大学の動物データベース「ADW」では体長を57.5~70cmとしている。一夫一婦制であることで知られ、ペアで狩り、捕まえた餌は何でも共有する。主な獲物はナキウサギだという。
PR Timesによると、日本ではNHKが2010年に「珍獣:チベットスナギツネ」として特集番組を放送。これがきっかけで、独特の切れ長の乾いた目つきがネット上の人気を集めた。2015年にはチュートリアルの徳井義実さんが出演する「カルピスオアシス」のCMに登場した。
2017年にはキューライスさんがTwitter上で発表していた漫画「チベットスナギツネの砂岡さん」がKADOKAWAから書籍化されている。
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Source: ハフィントンポスト
チベットスナギツネってどんな動物? カップヌードルのフタに6%の確率で出現(画像集・動画)