たとえメダルを逃しても、讃えられるべき瞬間がそこにはあった。
8月4日に行われたスケートボード・パーク女子決勝で惜しくも4位となった岡本碧優(みすぐ)選手の試技後の「1枚の写真」に反響が寄せられている。
この日の岡本選手はまず予選を1位で通過。予選では3回の試技で大技「540」を決め、メダル獲得に向けて大きく前進していたが、その後決勝では2回の試技を終えた時点でメダル圏外に。
迎えた、決勝最後の試技。逆転を狙った岡本選手は再び「540」を決める。
しかしその後、空中でボードを1回転させる大技「フリップインディ」に挑戦するも着地に失敗。このミスが響き、最終順位は4位でメダル獲得はならなかった。
だが、岡本選手の試技後には素晴らしい光景が広がっていた。
決勝に出場していた海外の選手たちが彼女の元に駆け寄って抱き寄せ、さらに3人で彼女の体を担いで讃えたのだ。
オリンピック(@gorin)の公式Twitterは「スケートボード女子パークも、選手の皆さんのチャレンジする姿、励まし合う姿、讃え合う姿眩しかったですね」としてこの写真を投稿。すると、瞬く間にSNS上で反響を集めた。
ネット上では、「メダルには届かなかったけど、挑戦する気持ちに胸が熱くなった」「彼女こそがグッドルーザー」「ナイスチャレンジでした。素晴らしかった」「海外の選手にこんなに讃えられているのは彼女の挑戦がリスペクトされた証だよね」「これぞスポーツだよね」などと称賛の声が数多く寄せられた。
元なでしこジャパンで女子サッカー選手の岩清水梓さんもTwitterで「みんなで称え合う姿も素敵すぎた。とりあえず競技を見てただ泣いた」と呟いていた。
スケートボード・パーク女子決勝では、四十住(よそずみ)さくら選手が金メダル。開心那(ひらき・ここな)選手が銀メダルを獲得。日本選手が揃って躍動した。
Source: ハフィントンポスト
スケートボード女子・岡本碧優選手を海外選手がたたえる写真に反響。「彼女こそがグッドルーザー」【東京オリンピック】