安心なストアのために。
今年の春先にGoogle(グーグル)が来年に向け発表したPlay Storeにおける新しいセーフティセクションの導入。そして米国時間7月27日、プライバシーポリシーなどアプリが表示しなければならない情報の詳細が明かされました。
セーフティセクションは2022年第1四半期(1〜3月)に導入されるのですが、今回のガイドラインはアプリ開発者が対応するための時間を確保できるように発表されました。セーフティセクションのデザインはまだ決定されていませんが、来年に向けていくつかのモックアップが提示されています。
セーフティセクションではユーザーのデータがどのように使われ、またアクセスされるのか、あるいはアプリの動作にどのデータの収集が必要なのかが明記されます。これらの情報はGoogle Play Storeのすべてのアプリで表示されるので、ユーザーはインストールする前にその詳細を知ることができます。
しかし、最も肝心なのはグーグル公式、あるいはサードパーティにかかわらず、すべてのアプリが2022年4月からプライバシーポリシーを提供する必要があることです。セーフティセクションの情報登録は10月から開始され、2022年第2四半期(4〜6月)までに提出する必要があります。
セーフティセクションの情報が登録されていないと、その開発者の新規アプリやアップデートの申請はすべてリジェクトされます。また、準拠していないアプリでは「情報がありません」と表示されます。これにより情報を提出したアプリとしていないアプリの区別がつけられるのです。これまではプライバシーポリシーの表示は家族向けアプリでのみ必要でした。
プライバシーやセキュリティがますます重視される中、アプリがユーザーのデータをどのように使用するのかを明確にすることがグーグルの目標のようです。これは私たちにも開発者にもメリットをもたらすことでしょう。
なお、Apple(アップル)は2018年にはすでにApp Storeにてプライバシーポリシーの表示を義務化していました。やるな、アップル。