デルタ株はインフルエンザより感染力が強い可能性。「戦況を変えた」と米CDCが警告

新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」は、これまでのどの株より感染力が強く、重症化しやすい可能性があるという。

ワシントンポストニューヨークタイムズなどが入手した、アメリカの疾病対策予防センター(CDC)の内部資料によって明らかになった。

デルタ株は「戦況を変えた」

内部資料によると、デルタ株は中東呼吸器症候群(MERS)や重症急性呼吸器症候群(SARS)、エボラ出血熱、一般的な風邪、季節性のインフルエンザ、天然痘を引き起こすウイルスよりも感染力が強い可能性がある。

また、感染した場合は従来株に比べて重篤化や入院のリスクが高くなる、とNPRは伝えている。

ワクチンを接種した人は、感染リスクや死亡率がずっと低かった。しかし感染力について言えば、ワクチン接種済みの人でも、未接種の人と同程度にウイルスを感染させる可能性があるという。

それはつまり、ワクチンを接種した後も、マスクを着用して人との距離をとる必要があることを意味する。デルタ株は「戦況を変えた」と資料は伝えている

CDCはこの状況を危機的に捉えており、関係者がニューヨークタイムズに「CDCはデルタ株が大きな脅威になると懸念しており、今すぐに行動をとる必要がある」と語っている。

内部資料の詳しいデータなどは、7月30日(現地時間)に発表されるという。

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Source: ハフィントンポスト
デルタ株はインフルエンザより感染力が強い可能性。「戦況を変えた」と米CDCが警告

Satoko Yasuda