今年の春、Nokia(ノキア)の親会社HMD Global(HMDグローバル)はNokiaスマホのリニューアルを発表しましたが、ついに来月、Xシリーズがアメリカに初上陸すると正式に発表されました。
8月24日に発売されるXR20は価格が550ドルと、Nokiaの新モデルの中では最も高額です。同社いわくXR20は他のミッドレンジ製品よりも充実スペックと耐久性を備えており、ノキア初の“ライフプルーフ”なスマホとのこと。
Nokia Mobileが先週ツイッターに投稿したティーザー広告は、XR20が同ブランドのフィーチャー・フォンのように頑丈だとほのめかすものでした。
XR20は通常のスマートフォンディスプレイの4倍の耐擦傷性を謳うCorning(コーニング)のGorilla Glass Victusを採用。そのうえHMDいわく、ケースなしで1.8メートルの落下に耐えられるとか。
しかもマイナス15℃から55℃の気温でも機能することがテストされており、耐水性能に関しては水深1.5メートルでも30分使用できるとのこと。スタント動画ではXR20が有名サッカー選手のロベルト・カルロスにボールを当てられたり、フリースタイルフットボールのリサ・ズムッシュにリフティングされたり水に落とされたりしてもびくともしないタフさを見せています。
XR20のディスプレイは2400×1080の6.67インチで、Snapdragon 480 5Gチップと6GB RAMと128GBのストレージを搭載、microSDカードスロットがついています。カメラの構成はフロントに8MPのパンチホールカメラとリアに48MPのメインカメラと13MPのウルトラワイドカメラ。XR20にはNokiaの空間オーディオとノイズキャンセリング技術のOZO Audioもサポートされています。
他のお手頃なミッドレンジスマホと同様にXR20にはUSB-Cポートと3.5mmのイヤホンジャックがついていて、15ワットのQiワイヤレス充電と4630mAhバッテリーを搭載。そして4年間のマンスリーセキュリティパッチと3年間のソフトウェアアップグレードもついていますが、正当に評価されないアップデートとなるかもしれません。
Nokiaが数年前に出したプレミアムモデルと比べるとXR20は派手でも革新的でもありませんが、NokiaとHMDが長く持つように作られたシンプルで優れた設計のスマホという初心に戻ろうとしているようで、何だかうれしいものがあります。
カラバリはUltra BlueとGranite Grayの2色で、米国では来月発売です。