東京オリンピック男子BMXレーシングのオランダ代表ニック・キンマン選手が7月26日、試合本番のコースで練習を行っていた最中にスタッフと衝突した。
ニック選手は29日に行われる準々決勝を目前に控えた中でアクシデントに見舞われたが、同日にTwitterを更新。そのメッセージに反響が寄せられている。
ニック選手は26日、Twitterでスタッフと衝突した瞬間の動画を投稿。ニック選手(ウェアはオレンジ色)ともう1人の選手(ウェアは赤色)が、山が連続したコースをジャンプしながら猛スピードで駆け抜けていく。
すると次の瞬間、突如コース上に入ってきたオフィシャルスタッフの男性とニック選手が衝突。ものすごいスピードで衝突したため、一瞬何が起きたのか分からなくなるほどだ。
ニック選手は落車し吹き飛ばされ、男性もその場に倒れてしまった。動画ではニック選手がすぐに立ち上がり、男性の元へ駆け寄る様子が映っていた。
動画では「what the hell!(なんてことだ!)」という言葉も飛び交うなど騒然となった。
Twitterでは「これはとても危険」「選手の安全確保は徹底されるべき」「ニック選手の怪我が心配」などと様々な声が寄せられた。
ニックさんはTwitterで「これが今日(26日)起きたことです。セカンドストレートを渡ろうとしたスタッフと衝突しました。オフィシャルスタッフが無事であることを望みます。私の膝は痛みはありますが、木曜日の試合に向けてベストを尽くします!メッセージを寄せてくれたみなさん、ありがとう。感謝します!!」とつづった。
自らも怪我をした中、衝突したスタッフの無事を祈っていた。
これに対し、Twitterでは「ニック選手優しい」「どうかレースに影響が出ませんように」「準々決勝、応援します」「衝突してもすぐ駆け寄っていたよね。このメッセージにも人柄が出てる」などと、ニック選手の背中を押すメッセージが多数寄せられていた。
安心・安全の大会運営が掲げられている東京オリンピック。試合に出場する選手の安全も、しっかりと確保されてほしい。
Source: ハフィントンポスト
BMXのオランダ代表選手、コース上でスタッフと衝突→その後の「メッセージ」に反響続々【東京オリンピック】