「番組放送については、5月23日に横浜で行われたAKB48単独コンサートでサプライズ発表されました。『7月から新番組』とモニターに表示されると会場には歓声が上がりましたが、『乃木坂に、越されました』というタイトルが明らかになるとどよめきも起こりました」
■“ガチンコ”企画への猛反対で初回収録はお蔵入りに…
初回収録を終えた途端、雲行きが怪しくなって来たのだという。
「元々運営側は、メンバー同士のドラフトで新たにチーム編成等を決める、“ガチンコ”オーディションの様な企画を用意していたんです。大人数グループですから、人気があるメンバーもいれば無いメンバーも勿論いる。自分の立ち位置を突きつけられる様な内容で、不安を煽る様な演出もあった。収録現場で泣き出すメンバーもいたそうですよ」(同前)
現に初回収録後、メンバーの込山榛香はTwitterで「『乃木坂に、越されました~崖っぷちAKB48の大逆襲~』の収録が終わって、素直に頭痛と涙が止まらないです いつか前向きな気持ちになれるといいな」等と心境をつづっていた。
「特に一部のメンバーは激しい拒否反応を示していました。『選抜総選挙』もこの2年開催されていないですし、最近はこういう“ガチンコ”企画への“耐性”が全体的に下がっていたのかもしれません。『このまま放送したほうがいい。これでこそAKB48だ』という意見もあったのですが、最終的にはあるメンバーから猛反対を受け、運営側が“忖度”した結果、当初の放送内容はお蔵入りになってしまいました」(同前)
■初回放送はAKB48の歴史を振り返るだけの内容
放送内容の変更については、メンバーの北澤早紀や篠崎彩奈が動画配信サービス「SHOWROOM」の生配信でも明かしていた。北澤は「ガラッと趣旨が変わりましたね」と話し、篠崎は「AKBメンバーが不安に思っていた企画が無くなったので。(初回収録の内容は)多分あれは全部カットですね」と説明。「今は楽しみでしかない」と笑顔で語っていたが、新しい企画に差し替えられたのは事実の様だ。
肝心の初回放送は、AKB48の歴史を振り返るだけの内容だった。前田敦子や大島優子などの過去の映像やミュージックビデオを使い、「唯一の武器は『全力』な我武者羅さ」と解説。現メンバーに向けて、「消えてしまったように見えた彼女たちの『我武者羅』は本当に消えてしまったのか?」と訴える構成だった。
「放送中から、SNSでは『何が言いたいのか分からない』『今のメンバーを映して欲しい』等、批判や呆れる様な意見で溢れていました。今回の初回放送は『#0』とナンバリングされており、本格的なプロジェクトに入るのは次週からとされていますが…。残念ながら、貴重な『初回』でファンを落胆させたのは間違いありません」(同前)
■せっかくの冠番組で大人達が忖度
今後どの様な内容が放送されるにしても、ファンは「変更前の内容で放送されていた世界線」に思いを馳せてしまうかもしれない。
「当初の番組内容は、決して乃木坂46には真似できないような衝撃的なモノでした。今や人気、ルックスやスタイルの良さでは、乃木坂46にはとても敵わない状況で、AKB48が対抗できる体を張った“らしさ”だったのですが…。折角地上波で始まった冠番組という勝負所で、結局は大人達が忖度してしまった。残念がっているスタッフは多いようです」(同前)
番組内容の“お蔵入り”についてテレビ東京に質問すると「個別の番組制作の過程についてはお答えしておりません」との回答だった。
しきりに「我武者羅」というワードをプッシュしていた「乃木坂に、越されました」の初回放送。AKB48にとって限られたチャンスをモノにする為には、まずは運営側が「我武者羅」にでも意見を通すべきだったのかも…?
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0513750d406219708ac2c3c4007902b416408a3
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Source: 地下帝国-AKB48まとめ
【文春】AKB48の新番組「乃木坂に越されました」の初回放送がお蔵入り。メンバーから猛反対を受け運営側が“忖度”