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愛知県の三河地方に出没する、双子の姉妹が営む「たこ焼き屋台」がある。姉妹が焼くたこ焼きは、表面はパリっと、中はふわトロえっショックで評判の味だ。

この店の魅力は味だけではない。看板娘2人の笑顔に誘われて、遠方からも人がやって来る。

愛知・岡崎市にある地元の野菜などの直売所「ふれあいドーム岡崎」に、1台のワゴン車がやってきた。原田紗希さんと佳奈さんの双子の姉妹が営む、たこ焼き屋台「四季桜」だ。この施設には月に1～2回、週末に出店している。

　午前9時に開店し、佳奈さんは産直市場のオープンと同時にたこ焼きを焼き始める。具はタコにネギにショウガ、そして食感をふわっとさせるために、こだわりの「山芋の粉」を入れる。

生地に粉末状にした山芋をたっぷり加えた分、一般的なものより水分が多く、焼くのに技術が必要になる。佳奈さんは関西の様々なたこ焼き店を訪れ、その焼き方を見て勉強した。

そして鉄板で焼く時、木の箸を使う。木の箸の方が、生地が柔らかいたこ焼きを優しく扱うことができるからだ。味付けは、定番のソースに塩など4種類。一番人気はネギがたっぷり盛られた「ねぎだこ」（600円）だ。