利益は『全て』ミャンマー支援に寄付。在日ミャンマー人の若者たち、飲食店を都内にオープン

クーデターの発生後、軍による市民への激しい弾圧が続くミャンマー。不安定な生活にさらされて困窮する人々を支援しようと、在日ミャンマー人たちが6月1日、東京都内にレストランをオープンしました。店の利益は、全額寄付に充てられるといいます。

新たにオープンしたのは、東京都・池袋の「Spring Revolution Restaurant」。

店名には、「自由と平和のため、命をかけて戦っているミャンマーの人々への応援とともに、民主主義が戻るまで戦い続ける熱意」を込めたとサイトで説明しています

呼びかけ人のレイさんによると、ミャンマー国軍がクーデターを起こした2月以降、現地で暮らす人々を支援しようと個人的に寄付をしたり、仲間とともに街頭で募金を呼びかけたりしていました。

募金では「限界がある」と悩んでいたレイさん。「レストランなら、日本の人にミャンマー料理を楽しんでもらい、ミャンマーに関心を持ってもらいながら、長期的な支援につなげられるのでは」と思いたち、仲間に呼びかけたと言います。

開店した思いについて、サイトでは次のようにつづっています。

<抗議運動や不服従運動を行っている間、避難者や被害者が増え続け、長期間の無収入により、市民の生活が不安定(な)状況になってきました。そうした状況のなか、ミャンマー国内の生活に困窮した人々を助けたいという熱い想いで、在日ミャンマー人たちが力を合わせて、本レストランを開業する決意をしました。>

もともと飲食店だった店舗を1〜2年ほど借りて営業します。

飲食店でのシェフ経験がある料理人が厨房に立ち、主に20〜30代の在日ミャンマー人の若者たちが、ボランティアとして店の運営を手伝います。

収益のうち、店の賃料や光熱費などの経費を除いて全てミャンマー支援に充てられます。アウンサンスーチー氏が率いる国民民主連盟(NLD)の議員らが結成した「連邦議会代表委員会(CRPH)」を通じて寄付し、市民の生活に役立ててもらうとしています。

茶葉を使ったサラダ「ラペットゥ」、生姜のサラダ「ジントッ」、魚の揚げせんべい「ガーモウンジョー」…。

店のメニューには、たくさんのミャンマー料理が並びます。肉料理や麺類、ミャンマー風チャーハンなども種類が豊富です。

レイさんは、「ミャンマー料理を味わいながら支援をしていただけたら」と話しています。

店は午前11時〜午後8時まで、当面の間は毎日営業します。

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Source: ハフィントンポスト
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Machi Kunizaki