大動脈解離とは?原因は?『ベルセルク』作者の三浦建太郎さんが死去

『ベルセルク』の作者である三浦建太郎さんが5月6日、急性大動脈解離のため亡くなった。54歳だった。三浦さんが亡くなった原因の急性大動脈解離とは、どのような病気なのか?

 

大動脈解離とは?

国立循環器病研究センター病院のサイトによると、大動脈は内膜、中膜、外膜の3層に分かれている。このうち中膜が何らかの原因によって裂けて、もともとは大動脈の壁であった部分に血液が流れ込むことで、大動脈内に二つの通り道ができる。この状態を「大動脈解離」という。

 

原因は?

どのような原因で引き起こされるのか?

同センター病院のサイトによると、動脈硬化、高血圧、喫煙、ストレスの他、糖尿病や遺伝など様々な要因が関係すると考えられている。

発症が多い年齢は男女とも70代とされているが、「40代や50代で発症することも稀ではありません」としている。

広島県医師会はサイトで、多くのケースでは高血圧が大きな要因になっているとして、「生活習慣を見直していくことも大切」と伝えている。

 

症状は?

どんな症状があるのか?

大動脈解離は、ほとんどの場合、何の前触れもなく突然胸や背中の激痛とともに起こる。

埼玉県立循環器・呼吸器病センターの公式サイトによると、大動脈解離は突然発症し、放置すれば、発症後48時間以内に50%、1週間以内に70%、2週間以内に80%という高い確率で死亡すると言われている。

頭や心臓、腹部の臓器などの部位で、大動脈から分岐している重要な血管を閉塞させる場合もある。発症した場合、緊急手術や血圧を下げるなどの治療を行う。

国立循環器病研究センター病院は、「急性大動脈解離の発症を予測することはできない」と説明。「破裂の可能性がある大きさの大動脈瘤が見つかれば、破裂する前に治療を受けるのが最も大切なことです」と呼びかけている

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Source: ハフィントンポスト
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