P「あぁ、何でも前回のコラボ企画で放クラが大好評だったらしくてな、次の新作でもPRを依頼されたんだ」
果穂「凄いです!!!」
P「今回は満を辞してVR体感型ゲームだ」
夏葉「なるほどね…VRにすることで銃撃戦がよりリアルになるわね…」
P「いや、今回はよりリアルな体験をしてもらうためにゴーグルだけじゃなく、専用のカプセルに入ってもらう」
凛世「カプセル…ですか…?」
夏葉「バーチャル世界に…入る?」
P「つまり意識ごとバーチャル世界に飛ばされるってことだ。バーチャル世界の中で、この前のようにミッションに挑んだり、対人戦をしたりできるようになる」
果穂「す、凄いです!!!未来のゲームです!!!」
樹里「おいおい、なんか怖くないか?大丈夫なやつなんだろうな?」
P「あぁ、その辺の安全性は万全だ。テストもばっちりだ」
智代子「それなら安心だね」
夏葉「えぇ、今回も存分に楽しみましょう」
夏葉(この仕事が…)
樹里(まさか、あんなことになるなんて…)
凛世(思いも…しなかったのです…)
果穂「夏葉さん!ちょこ先輩!」
夏葉「…」
智代子「…」
樹里「…」
凛世「…」
P「くそっ…まさか…こんなことになるなんて…」
P「機材トラブルだ…かれこれ三十分以上、みんなの意識が戻ってこない…」
果穂「そんな…」
果穂「…全然…全然良くないです!!!」
P「果穂…」
果穂「何にも…何にも幸いじゃないです…凛世さんが…ちょこ先輩が…夏葉さんが…樹里ちゃんが…みんなが…」
P「…すまない、不謹慎だったな」
凛世(少し…やりすぎのような気も…)
P(そう、お察しの通りこれは…)
P(ドッキリなのである)
智代子(そこで今回も、ドッキリ形式でPRを行うことが決まったんだけど…)
樹里(流石に前回からの変化は欲しいっていうことで、全員じゃなくて誰か一人をドッキリにかけることになって…)
凛世(前回のドッキリで…特に天真爛漫さが、好評だった果穂さんが…選ばれました…)
P(だから綿密に話し合って、ドッキリの内容を決めたんだが…)
果穂「うぅぅ…みんな…みんな…」
樹里(…この時点で罪悪感が凄い)
智代子(うわぁぁあ!もうネタバラシして抱きしめたいよぉ!)
P(くっ…まさかこれほどまでにこちらにダメージがあるとはな…)
P「一つだけ…ある…」
P(そう、この一つだけある『みんなを助ける方法』こそが今回のドッキリ企画の目玉)
P「同じバーチャル世界に入って、中にあるメインサーバーの緊急停止ボタンを押して動きを止める。それがゲームのクリア条件だ。そうすればゲームクリアになってみんなの精神をこっちに戻せる」
P「だけど、見ただろう?このゲームの安全性は最早保証されていない。最悪の場合、助けに入った人も同じように出て来れなくなる」
果穂「で、でも…」
夏葉「きゃぁぁぁぁあ!?」
果穂「夏葉さん!?」
智代子「やめてぇぇぇえ!?いやぁぁぁぁあ!?」
凛世「くっ…がっはっ!?」
果穂「樹里ちゃん!?ちょこ先輩!?凛世さん!?」
果穂「そんな…そんな…」
P(もちろんこれは果穂に危機感を抱かせるための演技だが…)
夏葉(きゃぁぁぁあ!?果穂がぁぁぁぁあ!?手を!手を!)
樹里(ぐぁぁぁぁあ!?罪悪感がぁぁあ!?)
智代子(やめてぇぇぇえ!?いやぁぁぁぁあ!?罪悪感に押し潰されるぅぅう!?)
凛世(くっ…がっはっ!?まさか…これほどまでとは…)
P(みんなこれ、マジでダメージ受けてないか?)
P「いや、しかし、危険が…」
果穂「危険なのはわかってます!!でも…でも…みなさんが苦しんでるんです!!」
P「果穂…」
Source: みじかめっ!なんJ
【アイマス】果穂「ミッション・フルコンプリート!!!」【シャニマス】