ジャック・ドーシーCEOのツイート投稿に2億円以上の値段がついた、と話題の『Valuables(ヴァリアブルズ)』。NFTという暗号資産(仮想通貨)界隈で話題の技術とも深く関わるこのサービスは一体どんなものなのか? 実際に使用してみた結果をレポートします。
暗号資産(仮想通貨)イーサリアムのトークン技術をベースに、ユーザー同士がツイート投稿の「権利」を売り買いできるサービス・プラットフォームが『Valuables(ヴァリアブルズ)』です。
『Valuables』にアクセスすると、記事作成時点では以下のような画面が表示されます。書かれているのは「Buy & Sell Tweets(ツイートを売り買いする)」というド直球のメッセージ。
2006年3月にジャック・ドーシーが書いた「just setting up my twttr」というツイッターにおける初の投稿には、記事作成時点で250万ドル(約2億7000万円)のオファーが出されています。マジかよ……!
こうなると、私のツイートにも莫大な金額のオファーが届くかもしれず、億り人なれることがすでに確定したような気分になってきたので、さっそくアカウントを開設してみることにしました。
まずは、画面左の「Setup(セットアップ)」をクリック。
次に「Login with twitter(ツイッターでログイン)」を選択。
「連携アプリを認証」をクリックして、 Valuables(ヴァリアブルズ)と自分のツイッターアカウントをひも付けます。
「setup your wallet」を選択し、イーサリアム対応のウェブウォレット『MetaMask』へのアクセスを設定します。
『MetaMask』のアカウントを持っていない場合は、Chromeブラウザで『MetaMask』の公式ページにアクセスして、クロームのエクステンションを入手しましょう。
あとは、『Valuables』のページに戻ればOK。以下の画面のようにツイッター、MetaMaskとの連携が完了していれば準備は完了です。
『Valuables(ヴァリアブルズ)』のトップページにある「Paste tweet URL(ツイートのURLを貼り付け)」の枠に、自分の過去のツイートのURLを入力すれば権利の販売(オファー)ができます。
なお、売買されるのは「ツイートの権利を証明するトークン」というかなり抽象的なモノです。自分のツイートが買われたところで表示されなくなったり、持ち主が変わったりすることはありません。あくまでも「このツイートの権利はあなたが持っています」という情報がブロックチェーン上に記録されるだけのようです。昭和生まれの感覚(?)からすると、これに何億円もの価値がつくことは謎でしかありませんが……レアモノに対する所有欲なのか、はたまた値上がり目当ての投機的理由なのかはわかりませんが、いずれにせよなぜかこの世界で大金が動いていることは事実のようです。
こちらが、実際に筆者が権利をオファー(販売)しているツイートです。
このツイートの権利を購入したい人は、以下のようにオファー額を記入して「OFFER」をクリックすればOKです。
販売開始から2時間ほど経過した時点ではオファーはゼロのため「Nothing here yet(まだ何もありません)」と表示されています。
ここまで来て、衝撃的事実に気が付きましたが……高値でツイートの権利を販売するには「CEOとして、世界有数のSNSを作った」というくらいの実績が必要で、私のような一般人にはチャンスはないのかもしれません……なんてこった!
*当記事はテクノロジーに関するニュースやエンターテイメント情報をお届けすることを目的としており、投資のアドバイスを提供するものではありません。Category: Technology テクノロジー。Source: Valuables
Source: AppBank
Valuables(ヴァリアブルズ)の始め方:ツイート投稿の権利が売買できる話題のサービスを使ってみた結果が衝撃的……!