壁にアート作品を美しくかけるのには、創作活動と同じように、ある種のテクニックが必要です美的センスを発揮し、何カ所か寸法を測るのを忘れなければ、それだけで家の壁を美しく飾りつけることができます。
「いい感じの絵画を手に入れた」「プリントした家族写真をいくつか、きれいにレイアウトしたい」など、誰でも壁に何かを飾りたくなる時があるはずです。
壁にアート作品を美しくかけるのには、創作活動と同じように、ある種のテクニックが必要です
でも、安心してください。
壁を飾る際の基本ルールは、思っているほど難しくはありません。
美的センスを発揮し、何カ所か寸法を測るのを忘れなければ、それだけで家の壁を美しく飾りつけることができます。
では、自分の家にギャラリーを作るうえで知っておきたいポイントを、以下にご説明しましょう。
1940年代以前に建てられた古い家によくあるしっくい塗りの壁は、穴を開けるとボロボロに崩れてしまいがちです。あなたの家の壁がこのタイプである場合は、ボードアンカーを使う必要があります。
ボードアンカーは、プラスチックの筒状の部品です。
下穴をあけてからこのアンカーを壁に取り付け、ここにネジをつけると、しっかりと壁にネジが刺さります。
これがあれば、壁に必要以上のダメージを与えたり、ネジが重みに耐えきれなくなって落ちてきたりすることなく、お気に入りのアートを飾ることができます。
壁が壊れたり、家に帰ってきたらせっかくの絵や写真が落ちていた、といった悲しい事態を防ぐには、ぜひアンカーを使ってください。
一般的に、アート作品や写真は、目の高さになるように飾るものです。
その場合、大半の美術館の例に従うなら、作品の中心が床から58インチ(約147cm)の高さになるように飾ると良いようです。
作品の中心を割り出すのは簡単で、縦の長さを測って2で割るだけです。作品を飾るのに粘着テープを使おうが、釘とネジを使おうが、この値は変わりません。
壁の床から58インチの高さに鉛筆で薄く印をつけ、さらにここにメジャーを当て、先ほど測定した縦の長さの半分だけ高い場所を特定します。
水平器を使って、この高さに、床と平行の短い線を引きます。ここが、作品の上辺が収まる場所になります。
次に、作品の上辺から、作品の裏側にある壁かけ用の穴あるいは取り付け用のワイヤー(これがある場合)までの距離を測ります。先ほど引いた水平の線からこの距離分だけ下がったところが、釘やネジを打ち込む場所になります。
きれいにはがせるタイプの両面テープを使う場合は、水平線を引いたところにテープを貼って額を取り付ければ、それでOKです。
壁にハンマーで釘を打ち込む前に、どの写真を飾るのか、レイアウトはどうするのかを決めておきましょう。飾った時に視線が集まるのは一番大きな写真で、複数の写真をコラージュする時には真ん中に配置されることが多いはずです。
壁にかける時は、この中心となる作品を最初に飾り、その周囲にほかの写真を配置するようにしましょう。
家具の上に作品を飾る場合は、ソファや家具と作品の下辺が6~8インチ(約15~20センチ)離れるように配置します。
これくらいのスペースがあれば、作品が見やすい高さをキープしつつ、座った時に人の頭が作品にぶつかる危険を回避できます。
複数の作品を横に並べて飾る時は、3~6インチ(約7.6~15cm)ずつ離して配置しましょう。
一般的なセオリーとして、壁の面積のうち3割はそのまま残しておくべきとされています。これは、壁にかけられる作品の数の目安にもなります。
作品のサイズだけでなく、壁の高さと幅も測っておくと、その壁に無理なくかけられる作品の数がだいたいわかるはずです。
かけるべき作品の数が決められているわけではありません。
でも、こうした間隔についてのガイドラインに従いつつ、好きな数だけ(あるいは、スペースが許す限り)作品を飾るようにすると良いでしょう。
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Image: Shutterstock
Source: The Craft, artbusiness news, Park West Gallery, Crate
Aisha Jordan – Lifehacker US[原文]
訳:長谷 睦/ガリレオ
Source: ライフハッカー
壁にアートや写真をきれいに飾る4つのテクニック