2021年に再出発しようと考えている人たちのために、心に留めてほしい重要なポイントがあります。自分には熱意がどのくらいあるのか、考えてみましょう。どんな仕事を望んでいるのか、なぜその仕事を望んでいるのかを真剣に見直せば、そのポジションを勝ち取るために自分はどのくらい努力をするつもりがあるのかを見きわめやすくなります。
私のキャリアにおける最大の成功は、経営幹部レベルまで昇進できたことです。
とはいえ、そこに至るまでは山あり谷ありで、平坦な道のりではありませんでした。
嫌な上司にもくじけず、景気後退を生き延び、企業戦略が変更されても何とか切り抜けながら、うまく振る舞うコツを身に着けてきました。
あなたがもし、新型コロナウイルス感染症の影響で仕事を失い、そこから立ち直ろうとしている多くのアメリカ人のひとりなら、職探しの再開は気の滅入るような難題かもしれません。
とりわけ女性はそうでしょう。女性たちの多くは男性優位の世界へと割って入るべく、全精力を傾けて努力しています。
けれども、その壁は乗り越えられないものではありません。
2021年に再出発しようと考えている人たちのために、心に留めてほしい重要なポイントをお話しましょう。
中間おすすめ記事 (外部サイト)
中間おすすめ記事 (外部サイト)
次の質問を自分自身に問いかけてみてください。
自分には熱意がどのくらいあるのか、考えてみましょう。
どんな仕事を望んでいるのか、なぜその仕事を望んでいるのかを真剣に見直せば、そのポジションを勝ち取るために自分はどのくらい努力をするつもりがあるのかを見きわめやすくなります。
場合によっては、無職の状態や経済的につらい期間が長引くこともあるでしょう。逆に、自分にはちょっと難しそうな仕事を目指す勇気を振り絞るだけでいいかもしれません。
女性は応募する前に、その仕事のあらゆる面について自信を持たなくてはならないことが多いものです。
ぜひ、自信を持ってほしいのです。自分にはできると思っているなら、やったことがないからと言って尻込みしないでください。
メンタルヘルスを優先することも大事です。自分を振り返るというのは、ひとつには、過去にケリをつけるために必要な時間を自らに与えるということでもあります。
精神を安定させるために時間をかけるのは、弱さの表れではありません。強さの表れです。前職であやまちを犯してしまったとしても、くよくよ考えてはいけません。
私たちは何かというと自分を責めてしまいますが、必ずしも自分に非があるわけではないのです。
もしかしたら、自分の力ではどうしようもないことだったかもしれません。そう認めてあげれば心がずっとラクになり、自信を持って前向きな姿勢で面接に臨めるようになるでしょう。
自分をじっくりと振り返ったら、次は浮いた時間で何をすべきかを考える番です。
私がおすすめしたいのは、職探しを個人的なプロジェクトとしてとらえて、1日を組み立てることです。計画を立てて、日課にしましょう。
たとえば、1日のなかの一定の時間を、仕事を探したり、履歴書やLinkedInのプロフィールを最新版に修正したり、新しいスキルを身に着けたり、資格を取ったりするために充てるのです。
面接にこぎつけたら、重要なプロジェクトを前にしたときと同じように準備をしましょう。面接に行く会社について調べてください。
どんな会社で、どんな事業をしているのか、その会社の市場競争力はどの程度なのか、といったことです。
面接中は、そのポジションで成功するために欠かせないことを明確に理解できるようにしましょう。
面接は双方向のプロセスであり、自分が面接されていると同時に、あなたが相手を面接しているということでもあります。
その会社にはオープンなコミュニケーションを掲げた風通しのいい社風がありますか? 介護休暇制度はどうなっていますか?
今から1年後も長期的なリモートワークが可能となっているでしょうか?――こうしたことを確認しなくてはなりません。
面接官が望んでいるからと言って、その期待に応えるために発言するのは、絶対にやめてください。キャリアに空白があることを率直に伝えましょう。
解雇は誰にでも起こりうるものであり、そのことは採用担当者も知っています。何を知っていて、何を知らないのか、包み隠さず明かしましょう。
相手はあなたのスキルと経験をもとに、履歴書の内容をすでに認め、受け入れているのです。
面接は、自分の経験についてアピールすべきタイミングであって、嘘をついたり、大げさに脚色したりする場ではありません。
自信を持ってください。仕事に必要とされるスキルを持っていないのなら、不足分をどうやって補うつもりなのかを説明できるよう、前もって考えておきましょう。
そうすれば、あなたが自発的に行動する人間であることと、応募したポジションについて時間をかけて調べてきたことを示せます。
解雇された経験があるなら、その理由を説明してください。
新たな業界に足を踏み入れようとしているなら、そこで自分の持つスキルをどう活かせるのかを話してください。
忘れてはならないのは、応募した仕事に情熱を抱いている理由を相手に伝えることです。けれども、もしも自分には適していない仕事だと判断したら、気にせずに撤退しましょう。
私は一度、面接を終えて駐車場に戻った瞬間にリクルーターに電話をかけ、この仕事は自分には適していないと伝えたことがあります。
その会社の人事マネージャーは本当に不快な人間で、面接を受けに来た応募者を怖気づかせたほうがいいという考えの持ち主でした。
残念ですが、願い下げです。私はそんな人の下で働きたくはありません。
私がもう一度やり直せるのであれば、特定の時間だけ職探しに集中するようにすると思います。
それ以外の時間は、家族と自分の健康、個人的な関心事だけのために使うでしょう。
目標を立てること、家族と時間を過ごすこと、運動すること、壁に突き当たったと思ったときは気晴らしをすること。
これらにはとても大きな効果があります。新型コロナウイルスの感染拡大中は、多くの人が落胆したり、もう諦めてしまいたいと思ったりしているのではないでしょうか。
けれども、負けないでほしいのです。知恵を絞りましょう。そして、わき目もふらず次から次へと仕事に応募したりしないでください。
状況が許す限り、我慢強く待ちましょう。
自分がなぜその仕事を目指しているのか、理由を思い出して、それを道しるべにしながら望むポジションを見つけてください。
あわせて読みたい
Sponsored
Image: PKpix
Source: BLS
Originally published by Fast Company [原文]
Copyright © 2020 Mansueto Ventures LLC.
Source: ライフハッカー
2021年にキャリアの再出発を目指す人に贈る3つのアドバイス
おすすめ記事 (外部サイト)
注目ピックアップ記事
おすすめ記事 (外部サイト)