新型コロナウイルス感染症が5月後半から非常事態が解除され
一応落ち着いたかに見えます。
しかし最近では、今日6月5日まで一週間ほどは30人ー50人
くらいの感染者が出て2波感染拡大が危惧されています。
3月頃から3か月外出時の必須アイテムになったマスクについては
通常通り通勤をしている人もいる中で、その効果がどれほど
見込めるかは気になるところです。
実際不織布マスクの防疫性能の頼りなさは万人か感じています。
感染症対策の専門家会議の担当者もマスクは「完全には感染を
防止できない」と3月の初期のころ発言していました。
そこで実際にマスクの防疫についての性能・効果についての
資料を提示して検討してみました。
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症
(COVID-19、以下、新型コロナ感染症)が猛威をふるっている。
入念で頻繁な手洗いやうがいは当然、
社会的距離(ソーシャル・ディスタンシング)広く取り、
室内では換気をする事が重要だ。
マスクに関連する議論で最初に断っておくが、
この投稿で解説する論文は、サージカルマスク
(医療外科用マスク)についての研究で布マスクについてではない。
これは香港大学やハーバード大学公衆衛生学部などの
研究グループによるもので、呼吸器ウイルス感染症が
疑われる246人の参加者を、マスクを付けない122人と
サージカルマスクをつける124人にランダムに振り分け、
参加者の呼気を収集して分析した。
この研究結果は、無自覚の感染者による感染拡大を
防ぐというニュアンスでのマスクの成果を再確認したもので、
我々が持っている認識や最近になってCDCなどで
推奨される理由とも合致する。
この研究で収集したコロナウイルスは、
新型コロナウイルスではないが似たような
ウイルスの大きさと予想される。
すると、111人がコロナウイルス(17人)、
インフルエンザウイルス(43人)、ライノウイルス
(一般的な風邪のきっかけウイルスの一種、54人)の
いずれかに感染している事が検証されたという。
この111人をマスクの有る無しで対比したところ、
マスクをつけた群は飛沫とエアロゾル中のコロナウイルスを
減少させ、飛沫中のインフルエンザウイルスを減少させた一方、
ライノウイルスにはマスクの成果がない事がわかった。
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日本市場向けのマスクは安価に大量に中国で作られていたが、
世界中で需要が急増した結果、現在までマスクをしなかった人も
マスクを求めるようになる。
マスクと顔の間を密着させる必要があるが
現実的には実現できないだろう。
加えて、接触感染は、感染者が接触した物を介して
ウイルスが感染していく。
新型コロナウイルスは、飛沫感染と接触感染で
感染が広がっていくと考えられている。
研究グループは、まだマスクが新型コロナ感染症の
感染拡大防止に影響があるとはっきりと言えないものの、
飛沫感染やエアロゾル感染には一定の役割を
果たすのではないかという。
不織布マスクの時、よく野球場とボールの対比で
言われるように、不織布の繊維の隙間はウイルス
(約0.1マイクロメートル)より大きく、
おおかたの不織布マスクのフィルターはウイルスを
捉えきれないとされる。
ウイルスは環境中でも生存し、大きな飛沫は落下するが、
ウイルスを含んだ微粒子状のエアロゾルは
空気中に長期に渡ってとどまり、高濃度の時や換気が
不十分な広がりでは長距離でもウイルスを拡散させる確率がある。
新型コロナ感染症が出現する前、その大部分は中国で生産されていた。
マスクは飛沫とエアロゾルを防ぐ 英国の科学雑誌『nature』の
「naturemedicine」に掲載された最新論文(※3)によれば、
サージカルマスクにコロナウイルスとインフルエンザウイルスの
感染阻止成果があるとわかったという。
だから、マスクが健常者をウイルス感染から守るわけではない。
マスクに期待される効果は、外界の花粉や他人の咳や
くしゃみなどで飛び散った飛沫に内蔵される
細菌やウイルスを防ぐ事だ。
このコロナウイルスは、季節性コロナウイルスで
一般的な風邪の原因ウイルスだ。
その結果、日本にマスクが入ってこない様子が続いているが、
国内会社は今、新たに工場を立ち上げたり
ラインを組んだりしてマスク製造に施設出資をしても、
新型コロナ感染症の終息後には安い中国製品が入ってきて、
とても太刀打ちできない事がわかっている。
サージカルマスクは、家庭用の不織布マスクと
ほぼ同等のパフォーマンスを持つ。
ただ、布マスクに同じ効果があるかは理解されない。
飛沫感染は、感染者がくしゃみや咳をしたとき、
つばなどと一緒にウイルスが放出され、そのウイルスを
他人が吸い込むことで感染する。
不織布とはフェルトのように繊維を絡み合わせて
シート状にしたもので、不織布マスクはこの不織布を
何枚か重ね合わせ、あるいは一枚を立体的に成形して作られている。
台湾資本のシャープがマスク生産に乗り出したのが象徴的だが、
国内会社にはすでにそれだけの余力はない。
WHO(世の中保健組織)が、新型コロナ感染症に関して
マスクの使用を推奨しないとアナウンスしたり、
反対にアメリカのCDC(疾病管理防止センター)が
感染拡大防止の観点からマスクイチ押ししたり、
マスクについては議論が続いている。
ただ、布マスクにも感染者が他人に感染させない
咳エチケット用としての成果はあるようだ。
ところで、なぜ日本のマスク不足が続いているのだろう。
マスクと顔の間からウイルスが入ってくることを防げないので、
感染防御の成果はそんなにないと主張する研究も多々ある。
政府がいくら生産しろと叫んでも腰が重いのはもちろんだろう。
そんな折、英国の科学雑誌『nature』に、
マスクについての新研究論文が掲載された。
一般で使用される不織布マスク(ふしょくふ)は、
医療用のサージカルマスクとほぼ同じ影響があるとされる。
採り上げるのの研究結果により、不織布マスクの着用が
感染拡大を防ぐための重要な対策になる事が
改めてわかったという事になる。
しかし、マスク自体のフィルター成果が発揮されるためには、
マスクと顔の間から流入する空気を極力、抑えなければならない。
一方、政府が布(ガーゼ)マスクを世帯当たり2枚、
配布すると発表し、国際的にもトピックになった。
ただ、不織布の繊維をクリアする間に、ブラウン運動をする
ウイルスが捕捉され、一定の影響はあるようだ。
布マスクは家庭用の不織布マスクに比べて
フィルターアビリティーが低く、ウイルスやウイルスが
内蔵された飛沫を十分に捕捉する事はできないとされ、
洗っての再使用は使用者の環境によって衛生的な観点から
イチ押しされず、むしろ弊害が多くあるのではないかと
予測されている。
Source : ヤフーニュース 参照元はこちら
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最終更新:6月4日(木) 13:39