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警視庁の「災害」に備えるライフハック5選。いざという時のため、知っておきたいこと

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地震などの災害時や防災に役立つ情報を発信する警視庁災害対策課の公式Xアカウント(@MPD_bousai)。

ハフポスト日本版はいざという時のために、同アカウントのライフハックを知ってもらおうと記事化してきた。

8月8日に気象庁が発表した「南海トラフ地震臨時情報」を受け、警視庁の「防災」に関するライフハック5選を紹介する。

①スーツケースを防災のプロが使うとこうなる

押入れの奥に眠っている「スーツケース」はないだろうか。

スーツケースの中に、「衛生用品」「衣類」「保存食・水」「救急セット」などの防災グッズを収納しておけば、いざという時に素早く持ち出せる。

防災グッズの例として、「体ふきシート」「ウェットティッシュ」「常備薬」「体温計」「モバイルバッテリー」「懐中電灯」「食品用ラップ」「レジャーシート」「スリッパ」「包帯」「風呂敷」などを挙げていた。また、それぞれの防災グッズを洗濯ネットに入れておくと、出し入れがしやすくなるという。

【関連記事:押入れに眠る「スーツケース」、防災のプロが使うとこうなる。警視庁の“収納例“に「真似しよう!」の声】

②プラスチックケースで持ち運び便利な「防災ケース」

外出時に災害に遭遇した時、少しでも慌てないですむように、「防災ケース」を用意してみてはいかがだろうか。

活用するのは、一般的なプラスチックケース(縦25センチ、横は19センチ、厚さ2.8センチ)で、リュックサックに余裕を持って入りるもの。その中に、以下のような防災グッズを入れておけば、非常時に役に立つ。

(1)携行食〈ようかんなど〉(2)圧縮タオル(3)ホイッスル(4)ばんそうこう(5)綿棒(6)常備薬(7)耳栓(8)コンタクトレンズ(9)歯ブラシ・歯磨き粉(10)ボールペン(11)エチケット袋(12)マスク(13)ゴム手袋(14)携帯ポンチョ(15)現金(16)ウェットティッシュ(17)付箋(18)テレホンカード(19)はし(20)シリコンコップ(21)ビニール袋

③外出時の災害に備える「防災ボトル」

防災ボトルを作ると、防災グッズを手軽に持ち運ぶことができる。必要なのは、500mlのウォーターボトルで、次のようなものを中に入れておくといざという時に助かる。

①ホイッスル②圧縮タオル③エチケット袋④ミニライト⑤ビニール袋⑥常備薬⑦ばんそうこう⑧アルコール消毒綿⑨ようかん⑩現金

この投稿は反響を呼んでおり、X上では「私も作った」や「防災ボトルなら簡易的で始めやすい」といったコメントが集まっていた。

なお、防災ボトルは岩手県の高校生が実際に作るなど活用され始めている。

【関連記事:じわじわと広がる警視庁の「防災ボトル」とは?突然の災害に備え、作り方や活用方法を紹介】

④家具や食器棚の散乱を防ぐ

大きな地震が発生すると、揺れで家具や食器棚の扉が開き、中の物が飛び出て散乱することがある。割れた皿の破片でケガをするなど、避難の妨げになる恐れも。

そんな時、「S字フック」を家具や食器棚の扉の取手にかけていれば、いざ地震が発生しても、中の物が外に飛び出るのを防ぐことができる。Xのユーザーからは、「こんな使い方があったなんて」や「日頃からの防災意識、高めていきましょう」、「グッドアイデア」という声が上がっていた。一度試してみてはいかがだろうか。

【関連記事:地震で食器棚の皿が割れた…家にある小物で「防げます」と警視庁。3.11の時に助かったという声も】

⑤「防災ずきん」に変身。寒さ対策にも

パーカーは「防災ずきん」として活用することができる。

まず、フードと同じ幅になるようにパーカーの袖などを折り込む。裾を3分の1ほど折り、新聞や雑誌など厚みのあるものを入れてさらに折る。

そして、折った部分をフードに入れれば完成だ。なお、四角に折れば座布団になり、丸めれば枕になる。

 警視庁のこの投稿に、国土交通省北海道開発局旭川開発建設部の公式Xアカウント(@mlit_hkd_as)も反応し、「災害時の避難の際は、転倒し後頭部をぶつけたり、落下物などで頭を怪我する可能性があります。多くの方はお持ちのパーカーを防災頭巾に転用できるとは驚きです」と発信していた。

災害はいつでどこで起きるかわからない。日頃からの備えが重要だ。

【関連記事:「パーカー」が災害時に活用できる…防災のプロの発想力に、国交省も「驚きです」と反応】

(この記事は1月8日に配信した記事を再編集しています)

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