製パン用の大型オーブン内で従業員が死亡。「オーブンは電源が入っていて、切れるかわからない」との通報記録

カナダ・ノバスコシア州の大型スーパー「ウォルマート」で、店内に設置された、人が立って入れるほどの大きさの製パン用オーブン内で、19歳の従業員が遺体で発見された。10月19日午後9時30分ごろ、地元警察に通報があった。

店舗があるハリファックス市が発表した。

亡くなった従業員について市は名前を公表していないが、支援者らが立ち上げた寄付を募るサイトは、インド出身のGursimran Kaurさんだとしている。インドメディアによると、Kaurさんは母親とともに2年前からウォルマートで働いていたという。

【画像】オーブンの中で見つかったKaurさん。まだ19歳だった

英デイリー・メイルが22日に通報時の通話記録を報じた。記録によると、通信司令係が「オーブンの中に女性が閉じ込められている」という通報内容を同僚に伝えている。

「オーブンは電源が入っていて、切ることができるかはわからない」との発言もある。

別の通信司令係が「閉じ込められた人は…電源は切れる?従業員が電源切ってくれる?我々が接触する場合のために」と話しているのも記録されている。

その後の現着時には、すでに被害者がオーブンの外に出されていたという説明が残っている。

NBCニュースによると、遺体を発見したのはKaurさんの母親で、非常にショックを受けている。19日の夜勤中にKaurさんの姿が見当たらなくなり、母親が電話をしてもつながらなかった。探し回った母親が製パン用のオーブンの扉を開けたところ、中でKaurさんが亡くなっていたという

警察は、カナダ労働安全衛生センターとノバスコシア監察医サービスと協力して捜査を進めている。複数の機関を横断した捜査は「複雑」で、解決には「かなりの時間」がかかる可能性があるとしている。

ウォルマートの広報担当者はABCニュースの取材にKaurさんへの哀悼の意を表し、捜査当局から連絡があるまでは当該店舗を休業すると説明している。

ハフポストUS版の記事を翻訳、加筆しました。

…クリックして全文を読む

オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
製パン用の大型オーブン内で従業員が死亡。「オーブンは電源が入っていて、切れるかわからない」との通報記録