この季節は部屋の中も高温多湿となり、不快な思いをすることも多くなっています。
そんな中でも部屋の中の湿度を効率よく下げる方法があるそうです。詳しい話を電気通信大学特任教授の石垣陽先生に伺いました。
屋内の方が外より湿度が高い場合がある
ジメジメとした夏場は部屋の中にも湿気がこもりがちです。
「そういう時は、積極的に換気をすることで部屋の湿度は下がっていきます。換気で最も簡単なのが窓開けです。
屋外の湿度にもよりますが、6畳の部屋の中で湿度が80%近くあるとして、5分間、効率的な窓の開け方とサーキュレーターで換気をするだけで、20%以上も下がる可能性があるのです」(石垣先生)
窓開けは対角線上に2カ所以上
窓もただ開けるのではなく、効果的に湿度を下げる窓開けの方法があるそうです。
「湿度を効果的に下げるには、対角線上にある2カ所以上の窓を開けることが重要です。
というのも、たとえば部屋の隅の直線上にある窓を2カ所開けた場合、その直線上にある空気は外へ逃げていきますが、その他の部分は空気が滞留して湿気が残ってしまうのです」(石垣先生)
「一方、対角線上にある窓を2カ所開けると、部屋全体を空気が流れていくので、湿気も部屋の外へ出ていきます。これで効率よく換気され、部屋の湿度を下げることができるのです」(石垣先生)
窓開けだけでなく、サーキュレーターを使うとより効果的だそうです。
先生は屋内の湿度を下げるにはサーキュレーターを使うとより効果的と言います。ただ置く位置によって効果が変わるそうです。
それでは、サーキュレーターを置く場合、どこに置けばよいでしょうか。
サーキュレーターを置く位置、正解は?
「サーキュレーターを置くなら、窓際に屋外に向かって置くと効果的です。
というのも、サーキュレーターは直線的に空気を外に押し出す力が強く、窓際の屋外に向けて置くと、部屋の中の空気を吸い込んで窓の外に押し出します。
結果的に窓に換気扇をつけたのと同じ状態になるので、効率よく部屋の湿度を下げることができるのです」(石垣先生)
これから真夏の高温多湿の時季に入りますが、窓を開けられる機会に効率よく部屋の湿度を下げて、快適に過ごしましょう。
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知ってる?サーキュレーターの正しい置き場所。〇〇に設置すれば効果抜群!