働き方やキャリアの形が多様化する現代、いろいろな選択肢がある中で、学生はインターンや就職活動において何を重要視しているのだろうか。
ベネッセホールディングスとパーソルキャリアの合弁会社「ベネッセ i-キャリア」が運営する、doda発の新卒オファーサービス「dodaキャンパス」は、「26卒学生(大学3年生・修士1年生)インターンシップ、就活に関する実態調査」を実施。その結果を一部抜粋して紹介する。
【調査概要】
調査期間:2024年6月17日(月)~6月23日(日)
調査対象:dodaキャンパス会員の大学3年生、修士1年生(26年卒)
調査方法:Webアンケート回答方式
有効回答数:461人
※1 調査結果の各図表の割合は小数第2位を四捨五入しているため、合計値が100%にならないものがあります。
調査では、学生がインターンシップとオープンカンパニーに期待する内容について複数回答可で尋ねたところ、80.9%が「実際の業務を疑似体験できるプログラム」と回答。2位は「企業や業界について知識を深められる講座」(42.7%)、3位は「企画立案や課題解決に取り組むグループワーク」(40.6%)となった。
参加理由については、半数超の学生が「企業理解を深めるため」(56.2%)、「業界理解を深めるため」(49.2%)、「本選考への優遇を受けるため」(46.6%)と回答した。
また、情報収集の開始時期については、1位「大学3年生(修士1年生)の4月」(34.5%)という回答が最も多かった。
調査時点(2024年6月)のインターンシップとオープンカンパニーのエントリー状況については、1位が「0社」(20.2%)、2位が「10社以上」(19.1%)、3位が「6~9社」(13.0%)という結果になった。
また、エントリー社数「6~9社」「10社以上」と回答した学生の参加状況は「3社」(18.2%)が最多。エントリーはしたものの実際には参加していない学生が一定数いることが推察できる。
大学1〜2年生に将来のキャリアを意識して行動した経験の有無を聞いたところ、全体の37.1%が「経験あり」と回答。その理由については、経験ありと回答した学生45 .6%が「働くイメージを持つのに役立つ」と回答した。
就活を始めた時期の1位は「大学3年生(修士1年生)の4月」(37.1%)が最多となった。24卒を対象にした2022年の調査と比較すると12.4%増加しており、就活を終えたい時期については「大学4年生(修士2年生)の6月」(29.3%)が最多となった。
また、望業界を絞りたい時期については「すでに絞っている」学生が全体の29.5%、選ぶ企業軸を定めたい時期についても、すでに定めている学生が28.6%となり、それぞれの項目において最多となった。
調査結果を振り返り、dodaキャンパス編集長の岡本信也さんは「将来のキャリアを意識した行動や経験を通じて、『大学でのまなび』と『はたらく』の接続をより深く理解することで、自身の就活を前向きにとらえ、目指すキャリアに向けて主体的に行動する学生が今後ますます増えていくことが考えられるでしょう」と総括した。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
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