電車でハンディファン⇨周囲の人にこんな「被害」が。消費者庁が呼びかけ、充電しながらの使用も危険

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暑い夏のシーズン、出かける際に冷却グッズの1つとして「ハンディファン」を使用する人も多いのではないだろうか。

一方、ハンディファンなどの携帯用扇風機に関する事故が消費者庁に複数寄せられている。実際の事故事例や注意すべきポイントをまとめた。

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満員電車でファンディファン

消費者庁によると、ハンディファンなどの携帯用扇風機を巡って次のような事故情報が寄せられている。

「満員電車でハンディファンを使っている人の近くにいたところ、髪の毛が吸い込まれる形で引っ張られた」

「床に落とした携帯用扇風機を引き続き使っていたところ、数分後に煙が出て焦げ臭くなり、破裂音がした」

「パソコンのUSBケーブルに接続し、充電しながら机の上で使っていた携帯用扇風機から焦げ臭いにおいがした」

「1歳の子どもにスイッチを入れた状態のハンディファンを渡したところ、子どもがそのハンディファンをなめて唇を切ってしまった」

結果的には大きな事故とならなかったが、一歩間違えれば大けがや火災を引き起こす可能性もあった。

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注意すべきポイント

ハンディファンなどの携帯用扇風機を使用する際は、次のことに注意しなければならない。

①周囲への気配り

背後を確認せず首の後ろに風を当てた際、周囲の人の髪やひもの付いた服を巻き込む可能性がある。

②衝撃を与えない

リチウムイオンバッテリーが搭載されている場合、外部からの衝撃が加わると内部ショートが生じ、発煙や発火につながる。

③充電しながら使用できるか確認する

充電しながら使用すると、充電池が劣化して発熱・破損の恐れがある商品もある。

④ほかの人に渡す時はスイッチを切ってから手渡しする

羽根が回っている状態で渡すと、羽根ガードの中に指が入り、けがをする。特に皮膚が柔らかい乳幼児の場合、大けがにつながる可能性がある。

消費者庁はこのほか、思わぬ窒息を防ぐために使用中はネックストラップを外すことや、製造や輸入、販売事業者と連絡が取れる商品を購入することなどを呼びかけている。

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