高速道路で「逆走車」とトラックが衝突し炎上。逆走めぐる過去のドラレコ映像に「恐怖」の声

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埼玉県加須市の東北道で7月10日、逆走車とトラックが衝突して炎上し、乗用車の中から身元不明の遺体が発見される事故があった。

テレビ朝日によると、10日午前2時過ぎ、東北道下り線を走っていたトラックと、逆走してきた乗用車が衝突し、2台から出火した。

火は2時間ほどで鎮火し、トラックの運転手は軽傷だったが、乗用車の中から身元不明の遺体が発見されたという。

同種の事故を巡っては、NEXCO中日本名古屋支社が6月12日、実際に起きた逆走事案の映像を公式Xアカウント(@c_nexco_nagoya)で公開し、注意喚起していた。

【動画】NEXCOが公開した実際の「逆走」映像がこれだ

「恐怖」「これで被害なしは奇跡」

NEXCOの映像には、赤っぽい色をした車が進行方向とは逆にどんどん進んでいき、本線に合流してしまった様子が映っているが、トラックなどが異変を察知して減速、停車するなどしたほか、周囲の車もハザードを点灯して事故を回避していた。

高速道路で前方から車が迫ってくるという普通ではあり得ない状況に、SNS上では「恐怖でしかない」「なんでこんなことになるんだ」「これで被害なしは奇跡」などの声が上がっていた。

同支社は、「これは先週木曜日に伊勢湾岸道で発生した逆走です。大型車が早めに気づいたことで正面衝突とならず、さらに周りの車がハザードを点灯し合図することで事故を防ぐことができました」と状況を説明。

その上で、 「前方に異変を感じたら、特に車間距離をとり前の車の動きに注意してください」と呼びかけていた。

NEXCO東日本によると、高速道路で逆走車を見聞きした場合、速度を落として十分な車間距離をとることが重要だ。

衝突を避けるように注意して走行し、同乗者が110番したり、料金所のスタッフに伝えたりしてほしいとしている。

また、逆走をしてしまった場合は、近くの安全な場所に停車し、ハザードランプを点灯。ガードレールの外側など安全な場所に避難した上で、110番や非常電話で通報する必要がある。

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