【解説】「サムターン」の意味や言い換えは?ビジネスシーンにも役立つカタカナ・外来語の取説

私たちが日々使っている外来語やカタカナ語。すっかり定着した言葉もあれば、実はよく分からずに使っているという単語もあるでしょう。

外来語を他の言葉で言い換えたいときは、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。

「外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。

20年前の提案なので、一覧の中には、現在は定着している外来語もあるかもしれません。

「サムターン」。この言葉の意味や、「日本語」で言い換えたら何というか知っていますか?

それでは見ていきましょう。

サムターン

♢言い換え語
内鍵つまみ

♢用例
特殊な形をした工具や針金を差し込んでサムターン(内鍵つまみ)を回して解錠する手口。

♢意味説明
ドアの鍵の内側に取り付けられている回転式のつまみ


手引きとして、「サム」は親指、「ターン」は回転の意味で、鍵の内側のつまみが親指状をしていたところからこの呼び名があると考えられています。形状の異なるつまみも「サムターン」と呼ばれることがあります。

つまみの部分だけでなく、内鍵自体を指す場合もあり、その場合は「内鍵」と言い換えることができます。

また、扉に穴を開けて特殊な器具で内鍵のつまみを回す窃盗の手口を指す「サムターン回し」の語によって、2002年ごろから広まり始めました。

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