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富士山のふもとの山梨県富士吉田市は4月25日、富士山の山肌に春の訪れを告げる「農鳥(のうとり)」が出現したと発表した。
「農鳥」は、7合目〜8合目の標高3000メートルあたりに見られる残雪の形。昔はこれが見えると米の種もみを苗間におろし、田植えに向けた準備を始めるという合図になっていたという。
「出現」発表は例年、ゴールデンウィーク明けか早くても連休中となることが多いが、今年は比較的早かった。春先は寒い日が多く、桜の開花も遅れていたが、4月に入ると一転して暖かい日が続いたという。ちなみに2023年の出現宣言は5月1日、22年は4月29日、21年は5月18日だった。
富士吉田市は「ふもとでは厳しい冬の寒さが過ぎ去り、さわやかな風を感じられる暖かく気持ちの良い季節を迎えました。ゴールデンウィーク期間中は街中を散策しながら、お気に入りの富士山借景を探してみてください」と宣伝している。
富士山の山頂まで登れるようになる山開きは例年7月だが、富士吉田市内の1合目から5合目までの登山道は、この季節でも歩くことができる。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
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