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無駄遣い額が多いのは〇〇に住んでいる人たちだった!3位北陸、2位四国、1位は…【全国エリア別ランキング】

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ソニー損害保険は3月18日、無駄遣いに関する調査結果を公表した。

調査は、全国の20〜60代で、家を所有しており、現在家計管理に携わっている800人を対象に、2024年2月20日〜2月22日まで行われた。

帝国データバンクによると、2023年の1年間で、家庭用を中心とした飲食料品3万品目以上が値上げされた。バブル崩壊以降の過去30年間でも例を見ないほどの「記録的な値上げラッシュ」と言われている。

ソニー損害保険の調査では、9割近くの人が、この2023年の値上げラッシュは「家計に影響した」と回答した。実際に2022年と比べて、94%の家庭で支出が増えているようだ。 

ソニー損害保険「家計における無駄遣いに関する調査」ソニー損害保険「家計における無駄遣いに関する調査」

一方、76.3%の人が「無駄遣いだったと感じるものがある」と回答。無駄遣い額の1カ月あたりの全国平均は1万7678円だった。

エリア別に無駄遣いの金額が多い順に見てみると、3位北陸エリア(2万1037円)、2位四国エリア(2万1121円)、1位は九州エリアの2万1917円だった。

最も無駄遣いの金額が少ないエリアは甲信越で1万2672円と、1位の九州エリアと1万円近い差があった。

ソニー損害保険「家計における無駄遣いに関する調査」ソニー損害保険「家計における無駄遣いに関する調査」

卒業したいと思う無駄遣いは?

卒業したい無駄遣いについて聞くと、「飲食費(外食やコンビニでの飲食、フードデリバリーなど)」が最も多く55.1%、次いで「衣類・ファッションアイテムの購入(26.7%)」「嗜好品の購入(20.7%)」「娯楽費(18.4%)」など、いわゆる「変動費」が上位を占めた。

なぜ無駄遣いをしてしまうのか。半数以上の人が挙げた理由は「安いとつい買ってしまうから」だった。他にも「ストレスや不安の解消になるから(35.7%)」、「欲望や衝動を抑えられないから(28.7%)」などが挙げられた。

ソニー損害保険「家計における無駄遣いに関する調査」ソニー損害保険「家計における無駄遣いに関する調査」

FP「3つのアドバイス」

ファイナンシャルプランナーの馬場愛梨さんは、今回の調査で「値上げの影響を受け、節約などの努力はしている一方で、無駄遣いをやめられないという、一見矛盾のある、きわめて人間味のある結果が明らかになりました」とコメント。どのように家計をうまくやりくりすればいいのか、3つのポイントを解説した。

①「無駄遣い予算」を決める

無駄遣いをゼロにすることは難しく、最初から高い目標を設定すると挫折しやすいと指摘する馬場さん。「いっそ『無駄遣いしてもOK』と割り切って、『ただし月に◯円まで』と予算を決めるのも1つの方法」だという。

「普段自分の支出を把握していない人や家計簿をつけていない人でも、『無駄遣いしたな』と思ったときに手帳などにメモして、あとから振り返れるようにしておけば充分です。しばらく続けていると、『自分はこういうときに無駄遣いしやすいな』という傾向が見えてきて、気を付けやすくなります」(馬場さん)

②過度な節約は禁物

無駄なものは買い控えるなど適度な節約は必要だが、「いきすぎると大きなストレスに繋がり、衝動買いに走ってしまうこともある」と馬場さん。

「節約するなら、ひたすら全てを我慢するのではなく、お金を使うところと使わないところをはっきりと区別してメリハリをつけるのがおすすめです。『これだけは譲れない』というポイントが1つ決まっていれば、それ以外の何かが安く売られていても、惑わされずに済むでしょう」(馬場さん)

③ストレスなく出費を抑えるには「固定費の見直し」

もう一つ、ストレスなく出費を抑える方法として馬場さんがおすすめするのが「固定費の見直し」だ。

調査では節約のために行なっていることとして「外食を控える」と答える人が多かったが、食費や交際費などの「変動費」を抑えようとすると、日々お金を使うたびに節約を意識することになり、生活の質が下がることも多く、ストレスを感じる人が少なくないという。

家賃やスマホ代、インターネット代などの通信費、保険料やサブスクリプションサービスの利用料金などを見直すことで、「普段は意識しなくても節約効果がずっと続くようになります」と馬場さんはアドバイスした。

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