内田篤人さんがアジア杯・イラン戦出場のGKへ送った言葉が胸を打つ。ファンが聞き逃がさなかった「寄り添った一言」

内田篤人さん

サッカーのアジアNo.1を決めるアジアカップ。3大会ぶりの優勝を目指した日本代表は、日本時間の2月3日に行われた準々決勝でイランに1-2と逆転負けを喫し、大会を終えた。

日本はFIFAランキング17位とアジアの中での最上位で優勝候補の筆頭とされていた。SNSでは、準々決勝での敗退後、激励の声や戦術への意見など多くのサポーターから様々な声が寄せられた。

そんな中、イラン戦でテレビ放送の解説を務めた元日本代表DFの内田篤人さんがある選手に送った言葉に反響が広がっている。

内田篤人さんが優しく呟いた言葉とは…

前半は1-0でリードで迎えた日本。ところが後半10分にイランに1点を返され、たちまち同点に。実況のテレビ朝日・寺川俊平アナウンサーは「やはりアジアカップ!(勝つのは)簡単じゃない」という言葉でその瞬間を描写した。

その後、試合は日本がイランの攻撃を受け止める厳しい展開に。明らかに守備に使う時間が増え、前半とは打って変わって攻撃への良いリズムを作れなかった。

この試合で奮闘していた1人が、GKの鈴木彩艶(ざいおん)選手。試合ではPKによるゴールを含む2失点したものの、後半22分にはイランのFWアズムン選手の強烈なシュートをセーブした。このシーンで内田さんは「自信を持ってやればいいんだよ」と、静かに、そして優しく呟いていた。

その言葉を聞いたファンからは「うっちー優しい」「選手に寄り添った一言が素晴らしい」などと称賛のコメントが寄せられた。

鈴木選手はこの試合、他にも幾度となくピンチをしのいでいた。

鈴木彩艶(ざいおん)選手

大会中は鈴木選手に対し、サッカーやプレーとは無関係の差別的な投稿がSNS上で数多くみられた。

日本サッカー協会(JFA)は1月24日、「選手への差別的発言に関する田嶋幸三会長のコメント」として声明を発表

「SNSにわれわれが掲げるリスペクトとは異なる差別的発言、誹謗中傷などが投稿されました。断じて許されない行為であり、JFAとして断固抗議します。差別や誹謗中傷などの心ない投稿は、個人の人権や名誉、プライバシーを脅かし、人を窮地に追い込んだり、法律に違反する行為に発展したりするなど、深刻な事態になることも少なくありません。多様性を尊重するという社会の動きに逆行することでもあり、恥ずべき行為だと考えます」などとコメントしていた。

ネット上では、イラン戦での内田さんから鈴木選手への一言は、こうした経緯を受け止めていたものとみたファンも多く、「内田さんの言う通りこれからも頑張ってほしい」などと、激励のコメントが寄せられていた。

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内田篤人さんがアジア杯・イラン戦出場のGKへ送った言葉が胸を打つ。ファンが聞き逃がさなかった「寄り添った一言」